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RED ページ1

ずっと気になってた人。




キスマイ専属のメイクさんだったAさんを好きになったのはいつだったろう?

















「今日疲れてる?パックしとこっか、」



言いながらビタミン剤をコトっと置いてくれたり



「昨日いい事あったんでしょー?いい顔してるね。」




ホントか嘘か。
気張らないといけない、緊張してる日にはそんな事言って俺を上げてくれる、メイクの仕事以上の事をいつもしてくれる人だ。




確か6歳か7歳上だったと思う。




歳なりに落ち着いた雰囲気だったけど
たまに覗かせる幼い表情にドキッとしてたり。




いつも回りを元気にしてくれるAさんが
ある日少しだけ落ち込んでるような顔をしてる時があった。




「どうしたの?」


「なにがー?」





いつも通りメイクを直してくれるその仕草にも少し疲れが見えた。




「今日、飲みにでも行く?」





今まで一度も誘った事なんてないのに
気が付いたら友達にでも言うような口ぶりで言っちゃってた。




「いいけど。」



意外とあっさりオッケーしてくれたけど
気が付いてないでしょ?
俺は二人で行くつもりだから。





「あ、じゃあ田中ちゃん誘っとくよ。」



Aさんのメイクのアシスタントだ。



だからそーじゃねーっつの。





「違う、Aさん。二人で行くから。いいでしょ?」



「・・・なんで。」



「Aさんが疲れてるみたいだから大勢で騒ぐより静かに飲みたいなって。」



途端、視線を泳がせた後パンっと肩を叩かれた。




「そんなのタレントさんが気を使わなくていいのー。」


「タレントとか関係ないじゃん。仕事仲間として。いい?」





有無を言わせず、じゃ、後で連絡するからってその場を離れた。






仕事を終えてすぐにAさんにメールする。




『今からここ来て』



断られるのが嫌だったから
強行だけど、そのままお店のURLを送った。



一人で来てくれるかは賭けだった。



半ば強引だったけど
俺はこの機会をずっと狙ってたのかも。




いつも隙を見せてくんないAさんだけど
今日は疲れてるせいか僅かだけど入り込めるような気がして。







「お待たせ。」





一人、カウンターに座る俺の隣りに座ってくれた。




「来てくれた。」



一人で。



「あんな風に誘われたら断われないでしょ。」



静かに笑いながら何飲もっかなーって。



「・・・今日は潰れてもいいよ?俺が介抱してあげるから。」

※→



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設定タグ:北山宏光 , 玉森裕太 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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Haru(プロフ) - やっぱりじゅんさんだったんですねー♪早速コメありがとうございます(^^)毎日読んで下さってるとは!!毎日更新頑張りたいです!こちらこそこれからもよろしくお願いします(^^) (2019年12月3日 14時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - こんばんは!遅くなってごめんなさい!そうです。青い鳥の方でもお世話になっております。Haruさんの作品は毎日読んでます!これからもよろしくお願いします (2019年11月30日 3時) (レス) id: dccac60caa (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - じゅんさん» じゅんさん♪間違ってたらごめんなさい、青い鳥のじゅんさんですか?だいぶ前に完結してるのにコメありがたいです(^^)しかし、私もやはりレッドが1番好きです(笑)←北山担なだけかもですが(笑) (2019年11月21日 23時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - こんにちは!年上シリーズ大好きです。やはりレッドが私にはささります。北山さんに拗らせるの得意です♪(笑) (2019年11月21日 8時) (レス) id: dccac60caa (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - Haruさん» 拗らせてますね(笑)特にソロ活人は(笑)ただみっくんならどんな関係でも良いなあ(笑)このREDの彼女のように特定な関係じゃなくても良いとか思う。自由がなくなるのは嫌かも(^_^;) (2019年9月8日 23時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2019年5月27日 18時

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