42 玉森side ページ42
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サキコサレタ・・・っ!!
昼一で声かけようと思ってたAは
電話応対してるうちに気付けばいなくなってた。
チャラミツはここにいる。
・・・二階堂か。
元彼登場で焦ったのはもちろんあいつも同じだもんな。
一応、悪あがきで二人が行きそうな店を渡り歩こうかとも考えたけど、窓を打ち付ける大粒の雨を横目に諦めた。無理。社食行こ。
大丈夫。あいつはまだ気持ち伝えてないんだし。
まだ敵ではない。
ミツを盗み見ると、昼休憩なんて関係なくふっつーに仕事続行してるし。しかも真剣な顔で。
なんだよ、余裕かよっ?
かっこいいかよ?
あー、面白くないおもしろくないオモシロクナイ。
あまりにもイラつき過ぎたから今度こそは、と定時終わりすぐにAのデスクに駆け寄る。
「Aっ、今日付き合って。」
「えっ・・・?あの、でもっ、」
なんだよ、告白する前はそんな困った顔した事なかったじゃん!
「もうっ、そんな顔しないでっ。なんもしないっ。なんもしないからっ、ねっ?」
もう必死なんだけど。
なんもしねーわけねーけどAが俺にもちゃんと警戒心を見せてるってのは男として見られるようになったって前向きに考えとく。
でもね?ってまだ歯切れ悪いAに後どれくらいで仕事終われそう?って有無を言わせず聞く。
なかなかの量の資料を抱えてるAにギョッとしながら半分やる!って勝手に奪い取って隣りの席に座る。
「えっ?そこでやるの?」
「だって、逃げられたら嫌だし。ここの人もう帰ったでしょ?」
「・・・逃げないけど。」
ほんとかよ?
今にも逃げ出したいって顔してるくせに。
でもちゃんと話ししたい。
元彼と会ってどう思ったとか。
ミツの事とか二階堂の事とか
・・・俺の事とか、どう思ってる?って。
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「ありがと。なんだかんだ手伝って貰わなきゃ終われなかった。」
「珍しくない?あんなのAなら定時前まででほとんど終わらせてんじゃん。」
「あ、うん。なんだか、今日は捗らなくて・・・。」
元彼のせい?
昨日会ったって事、俺に教えてくれるだろうか?
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Haru(プロフ) - はちみつさん» はちみっつぁん♪やっぱりみっくん推しなだけあって待ちきれないですよね(笑)なんとかはちみっつぁんにもニカ玉いいじゃんって言って貰えるように頑張りたいです(笑)お互い完結に向けて頑張りましょう(笑) (2019年7月28日 15時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - Runaさん» Runaさーん♪やっぱり薄々勘づいておられたのですねっ、さすがです(笑)今のとこなんとなくガヤさんが一番不利な感じもありますが元カレパワーで物にしますので(笑)みっくんエンドまで気長にお付き合い下さい(^^) (2019年7月28日 15時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 何処まででも!(笑)ありがたきお言葉(笑)四パターン、上手くかけるか未知ですが頑張ってみます(^^)しかもみっくんだけ特別かっこよくならないように注意しながら(笑)ありがとうございます! (2019年7月28日 15時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 四人それぞれのハッピーエンド!大変そうですけど色んなエンドが見られていいですね(´∇`)どうしよう、北山さんがラスト…それまで待てるかしら。笑 沢山連載も抱えてるので大変だと思いますが続き楽しみにお待ちしてます♪ (2019年7月27日 10時) (レス) id: 396922a86c (このIDを非表示/違反報告)
Runa(プロフ) - もしかして、そうなのかな?と思ったら…!4人それぞれのハッピーエンド!!楽しみです♪ガヤさんがどう盛り返してくるのか…一番気になります! (2019年7月27日 9時) (レス) id: 929557de91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2019年5月16日 14時