41 二階堂side←← ページ41
玉やミツ、元彼への嫉妬を全部ぶつけるようにAの唇を舌でこじ開けた。
両手で俺の胸を押してきてるみたいだけど
俺はAの頭を抱え込んでるからそんなの全然抵抗にもなんないし。
「・・・ふっ、ぅ、」
Aの抵抗にも似た吐息を感じて罪悪感が出てくるけど
俺の事舐めんなって、もっと舌を絡ませてく。
Aが訳わかんなくなるくらい悩んでたのと同じくらい
俺も他の三人の男に言い寄られるAに頭パニックだったんだ。
・・・にしても
なんだよ、抵抗すんならもっと力出せって。
こいつ、俺の事好きなんじゃねーか?
そう勘違いしそうになる程
Aとのキスが気持ちよくて「いて!!!」
「はぁ、はぁ、はぁ、・・・、ニカっ!!!」
涙目で俺を睨むAと
思いっきりヒールで膝蹴りされてうずくまる俺。
「いってーな!ばかやろ、ピンヒールの先で蹴るんじゃねーっ!!」
「バカはどっちよ?!何やってんの?!バカニカ!!!」
お互い息を切らせて睨み合う。
「・・・バカはおまえじゃん。」
俺の気持ちに気付かないおまえが悪い。
これで俺の気持ち、わかっただろ?
「・・・・・・ごめん、私が悪いね、」
やっと気付いたか。
こうでもしないと気が付かないわけ?
俺の存在ってほんとなんだったんだろ?って情けないくらいだ。
「好きなの、Aが。他の奴らで悩んでんなら俺もその中の候補に入れといて。」
頼む。
出来れば上位に入れといて。
「っていうかさ。私も悪いけど、今のキス最低。」
「・・・わり。ついカッとなってな。」
「バカ!!キスまでニカっぽくてやだ!!」
「俺っぽいってなんだよ?」
そりゃ俺だし?
「自分勝手で強引!!もうっ!!」
・・・しまった。
これ、かなりマイナスポイントじゃね?
キスで男として見てもらうつもりが
逆に嫌われる、なんて事考えもしてなかった。
それくらい暴走してた。
「わり、弁解させて?」
「弁解ってなによ?!」
「いや、弁解ってか再トライ?もっかい!愛のある超気持ちいいやつを一つ!」
「・・・・・・ほんっと、バカ。」
・・・だよね。
恐る恐るAを見ると
呆れたって顔して笑ってる。
だから俺もつられて笑ってしまった。
いつの間にか雨足は遠のいてて
Aの顔を陽射しが照らしてた。
・
1108人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Haru(プロフ) - はちみつさん» はちみっつぁん♪やっぱりみっくん推しなだけあって待ちきれないですよね(笑)なんとかはちみっつぁんにもニカ玉いいじゃんって言って貰えるように頑張りたいです(笑)お互い完結に向けて頑張りましょう(笑) (2019年7月28日 15時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - Runaさん» Runaさーん♪やっぱり薄々勘づいておられたのですねっ、さすがです(笑)今のとこなんとなくガヤさんが一番不利な感じもありますが元カレパワーで物にしますので(笑)みっくんエンドまで気長にお付き合い下さい(^^) (2019年7月28日 15時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 何処まででも!(笑)ありがたきお言葉(笑)四パターン、上手くかけるか未知ですが頑張ってみます(^^)しかもみっくんだけ特別かっこよくならないように注意しながら(笑)ありがとうございます! (2019年7月28日 15時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 四人それぞれのハッピーエンド!大変そうですけど色んなエンドが見られていいですね(´∇`)どうしよう、北山さんがラスト…それまで待てるかしら。笑 沢山連載も抱えてるので大変だと思いますが続き楽しみにお待ちしてます♪ (2019年7月27日 10時) (レス) id: 396922a86c (このIDを非表示/違反報告)
Runa(プロフ) - もしかして、そうなのかな?と思ったら…!4人それぞれのハッピーエンド!!楽しみです♪ガヤさんがどう盛り返してくるのか…一番気になります! (2019年7月27日 9時) (レス) id: 929557de91 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Haru | 作成日時:2019年5月16日 14時