27 二階堂side← ページ27
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だから精一杯強がって焦ってる内心を悟られないようにする。
「今日、Aと会うから。そん時Aから聞くし、おまえからは別にいいし。」
「・・・・・・へぇ。そう。」
少なからず動揺を見せる玉に
まだ、玉とはどうこうなってるって訳じゃないんだってのはわかってとりあえずひと安心。
へぇ。そう、そっかー、と目を泳がせながらもう一度一人で呟いて、フラフラと自席に向かう玉の背中を見て確信した。
玉と俺は多分まだ同じ土俵だ。
問題は・・・
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「チャラミツの奴ーーーっ。いったい昨日何があったの??」
仕事を終え、いつも行く居酒屋にAと二人で向かい合って座るとようやく俺の為だけの時間がキタ!って気合い入る。
「・・・いや、それがね?何だか色々ありすぎて頭パニックなのよ。」
ニカぁ、って甘えるような声と眉毛を下げたその表情
それはいつも俺だけに見せるAの姿で俺を安心させる。
「色々って?」
とりあえず全部聞こうじゃねーか。
「玉森とね?土曜日会ったんだけど。」
うん。知ってるからね。
「・・・なんか、告白?されちゃって。」
「・・・そっか。」
やっぱりな。
俺でもそうするはずだからもはや驚きはしない。
それよりも玉の気持ち知ってAはどう思ったのか、次の言葉が気になって気持ちが焦る。
「なんだか玉森の気持ち受けとめられないって言うかまだ実感湧かないって言うか信じられないっていうか・・・」
うん。きっとそれは俺だとしても同じ気持ちなんだろな。
我が身の事としてAの話を複雑な面持ちで聞いてしまう。
「・・・・・・そしたらさ?・・・・・・・・・ミツ、にも昨日告白されちゃって。」
「マジか・・・。」
やっぱりあのおっさんマジで侮れない。
いきなり同じ土俵じゃん。
玉と俺。
いきなりミツまで。
その癖、きっとAの中で彼氏候補としては
既に俺たち三人は同じスタートラインなんじゃねーかなって。
長い付き合いの俺達二人の今までの絆とか友情とか
あっさり飛び越えて来そーだもんな。あのチャラミツ。
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Haru(プロフ) - はちみつさん» はちみっつぁん♪やっぱりみっくん推しなだけあって待ちきれないですよね(笑)なんとかはちみっつぁんにもニカ玉いいじゃんって言って貰えるように頑張りたいです(笑)お互い完結に向けて頑張りましょう(笑) (2019年7月28日 15時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - Runaさん» Runaさーん♪やっぱり薄々勘づいておられたのですねっ、さすがです(笑)今のとこなんとなくガヤさんが一番不利な感じもありますが元カレパワーで物にしますので(笑)みっくんエンドまで気長にお付き合い下さい(^^) (2019年7月28日 15時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 何処まででも!(笑)ありがたきお言葉(笑)四パターン、上手くかけるか未知ですが頑張ってみます(^^)しかもみっくんだけ特別かっこよくならないように注意しながら(笑)ありがとうございます! (2019年7月28日 15時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 四人それぞれのハッピーエンド!大変そうですけど色んなエンドが見られていいですね(´∇`)どうしよう、北山さんがラスト…それまで待てるかしら。笑 沢山連載も抱えてるので大変だと思いますが続き楽しみにお待ちしてます♪ (2019年7月27日 10時) (レス) id: 396922a86c (このIDを非表示/違反報告)
Runa(プロフ) - もしかして、そうなのかな?と思ったら…!4人それぞれのハッピーエンド!!楽しみです♪ガヤさんがどう盛り返してくるのか…一番気になります! (2019年7月27日 9時) (レス) id: 929557de91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2019年5月16日 14時