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｢で？｣
いきなりみっくんの声が低くなって途端ぞくりとした。
｢･･･で、｣
じゃないや。
優しかったみっくんの豹変ぶりにもう何も言えることは、ない。
｢ふざけんなっ、｣
握ってた私の手を簡単に振り払って立ち上がったみっくんはそのまま何も言わずにお風呂場へ向かった。
シャワーの音を遠くで聞きながら膝を抱える。
バカな事言った。
高木先輩への気持ちをみっくんに何とかしてもらいたい、なんて都合良すぎだよ。
なにも無かったみたいに振舞って、さっさとみっくんに抱きしめて貰ってたらこんなにみっくんを怒らせる事なかったのに。
膝を抱えてうずくまる。
今日は、ここにはいられないかな。
みっくんもこんな私といたくないよね。
タクシーで駅前のホテル、か。
そういえば、前もそんな事あったな。
所詮、私の逃げ込める所なんて一つもないのかも。
じゃあ、･･･謝んなきゃ。
膝を抱えたまんま、そんなことを考えてたらみっくんの足音が近付いてくる。
顔を上げるのが怖いよ。
先輩との事はみっくんだって嫌がってたのに
ほんと、言わなくてもいい事言っちゃってさ。
でも、顔上げらんない。
｢ごめんなさい。｣
くぐもった声で、一言だけ。
｢顔、上げろよ。｣
やだよ。
まだめちゃくちゃ声、怒ってんじゃん。
でもこれ以上みっくんの逆鱗に触れるわけいかない。
恐る恐る顔を上げると
私の前に座り込んだみっくんの顔が飛び込んできた。
｢･･･高木想ってる顔してる。｣
｢･･･っ、｣
そんな事ないのっ。てなんですぐ言えないのよっ、
｢そんな顔して、高木に抱かれてたわけ？｣
｢みっくん、｣
なんで追い込むような事言うの、
そうだよ。
きっと今の私の顔は
高木先輩が好きで堪んなくてずっと片想いしてた時の顔に戻ってる。
そんな表情を鈍感なみっくんに悟られるくらい
私は今、目の前のみっくんに最低の顔を晒してる。
｢見ないで。｣
またうずくまろうと膝を抱えたところで
体がふわりとみっくんに抱き抱えられた。
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Haru(プロフ) - moraさん» 話しかけてるの？(笑)もう完璧彼氏だね( ´ ` )本当に隣にみっくんがいてくれたら言う事なしだけど(笑) (2020年1月31日 13時) (
レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みちこさん» 佇まいとスーツもマイクも！確かにです。私もきゅんきゅんしてましたよぉ。残念ながら身篭れませんでしたが(笑)この作品は沢山みちこさんにヒント頂いて助かってます( ´ ` )今後もよろしくお願い致します♪ (2020年1月31日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - むーさん» むーさん♪おお、なんという偶然♪ありがとうございます(T＿T)こちらも出来るだけ更新出来るようにがんばりますね( ´ ` ) (2020年1月31日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - やばい。主人公ちゃんと同じことしてるわ私。テレビに出てる北山さん見ても話しかけちゃうし、DVDなんて黙ってなんて見てられない！ (2020年1月30日 22時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - どんわなの行こうかは罪だよねー(//∇//)思わずなうに呟いたくらい(笑)あの佇まいと良いスーツやらマイクやら全てから色気満載(//∇//)何人身籠られたんでしょうか？(笑)この短編大好きです！去年は沢山我儘言いまして(^_^;)桐谷さんも楽しみにしてますよ！ (2020年1月30日 21時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2019年5月14日 13時
