20 北山side ページ20
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正直、マリエさんとかどうでもよかった。
目の前の二人の眩しすぎる水着姿を直視出来ずに他で気を紛らわそうと必死。
なんでかマリエさんを見た後Aを見るとさっきまで開けてたパーカーのチャックがしっかりと閉じられていて少し残念なようなほっとしたような。
桜子は藤ヶ谷に見せたくてそれなんだよな?
やけに露出が高いその水着を選んでる桜子が健気っちゅうかなんというか。
藤ヶ谷の前に、他の男どもの視線に捕まり過ぎだろって思うけど、きっと桜子はそんな事どうでもいいんだろう。
「行こうぜ?」
「うん!!」
マリエさんに敵対心丸出しの桜子に苦笑いする。
相反してAは控えめに自信なさそうに歩いていてどこまでも対照的な二人だ。
ビーチバレーやってる連中
バナナボート乗りに行くやつら。
シュノーケリングに繰り出す者もいる。
でも、とりあえずパラソルの下三人でぼーっと皆が騒いでる光景を眺めてたら春馬さんに声をかけられた。
「ビーチバレー行くぞミツ!二人もどう?」
「私は、いいです。」
桜子は運動出来ないしな。
「私も、いいかな、」
Aはまだこの解放的な雰囲気に全然慣れないみたいだ。
「じゃあ、俺行ってくるわ。」
行ってらっしゃーいって二人に見送られて
青空の下でビーチバレー。
しばらく夢中でビーチバレーやって騒いで。
あっちーし、そろそろ海の中入りてーなってふと我に帰って二人がいるはずのパラソルを見ると、見た事ない男に声掛けられてるのが見えた。
ナンパか?
辺りを見回しても誰も気が付いてないみたいだからしゃーねーなー、俺が行くかって。
ぷっ、
桜子の塩っぷり、俺が初めて声掛けた時の対応とまるで同じで笑ってしまう。
それでもまだそこを離れない男、なかなかしぶとい。
Aは相変わらず挙動不審みたいになってるし。
「桜子ー、A〜、ビーチバレーやるからこっちこいよっ、」
遠くから声を掛けると、うん!て即座に返事した桜子がAの手を取ってこっちに小走りでやってきた。
「マジ、ミツ、遅いっ。」
「わりー、気が付いてすぐ来たんだぜ?これでも。」
「桜子、ビーチバレー、するの?」
不思議そうに桜子に聞いてるA。
「・・・やるわけないじゃん。何言ってるの?A。」
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Haru(プロフ) - まきこさん» 付き合えたんですーっ!私もドキドキしてるのに三年後には、、、これから太輔とどう絡んで大人になっていくのか、を見て行って下さればと思います♪主人公ちゃんがどんどん恋愛で成長していく姿が書けたらなと。これからどんどん切なくなりますがお付き合い下さいーっ。 (2019年5月30日 10時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
まきこ(プロフ) - いやーー!!!ミツ好きー!!付き合えたー!!と喜んでいるのに別れるってわかってるなんて、、切ない(ToT)けど、ここからどうなっていくのか楽しみでしょうがないです(*^^*) (2019年5月29日 21時) (レス) id: cfbbd37a93 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みちこさん» ようやくくっつきましたー♪お互いやっと、気持ちが通じました(^^)まだまだ先は長いです。太ちゃんとはいつになることやら^^;根気よくお付き合い下さればと思います(^^) (2019年5月29日 20時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - こんにちは(^_^)お互いが気づいてないという(^_^;)こういうの好きだったりします(^_^)みっくんとハピエンのままではなくこれから太ちゃんも参戦なんですよね(^_^;)気になります(^_^) (2019年5月29日 15時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - mayumitsuさん» 北山さんと海、似合いすぎですよね。。そうです、その水着姿をずっと想像しながら書いてる私はすでに中学生男子レベル(笑)熱中症にならないように頑張ります(笑) (2019年5月23日 20時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2019年4月30日 21時