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そんなAが自分から好きになった男は人生で二人だけ。
崎本さんと・・・・・・
北山だ。
俺や二階堂はとりあえず口説き落としたって感じだったから、Aの中での付き合い方は受け身だったんだと思う。
だから、ようやく今Aは自分で選んだ男と付き合えて、結婚して・・・
幸せそうな彼女を見てると
ほっとするし俺も幸せ。
「太ちゃん!」
あ、やべ。
日奈子にまた膝をパンっと叩かれた。
日奈子を愛してるのと
今Aを想う気持ちはもはや全くの別ものなんだけどな。
そもそも、Aを忘れさせてくれたのは日奈子だし
口には出したことないけどめちゃくちゃ感謝してる。ほんとは。
きっと日奈子もそれをわかってるから。
あえて可愛いヤキモチ妬いちゃってんでしょ?
Aが妊娠した、と聞いたその後
なにも考えず日奈子にプロポーズしちゃったのは
後から考えるとよくないタイミングだったかなって思ったけど。
仕方ない。
ポロって言っちゃった、それが全てなんだよ。
・
それからすぐ入籍をして、今は俺のマンションに一緒に暮らしてる。
「ひなこぉー、」
式場選びの為に二人で出掛ける朝
あまりにも仕度が遅い日奈子に、痺れを切らして着替えてる部屋に入りこむ。
なんだ、もう着替え終わってんじゃん。
・・・つか、
「・・・綺麗、」
「えっ?そう?この服、太ちゃんが好きじゃないってわかってるんだけど。キレイめの服って前から持ってるやつしかなくて・・・」
だよね。
俺がほとんどカジュアル路線に仕込んでたから。
だから新鮮。
「うん、よく似合ってるよ、」
鏡の前に立ってる日奈子を堪らず後ろから抱きしめてしまう。
可愛くて綺麗で色気あって。
彼女の時は露出高い服装を見るのも嫌だったのに
結婚した途端急にそそる。
なんだこれ?
「今までの服って捨てた?」
「・・・気に入ってたから、なかなか処分できてないの、実は」
「これから着てよ。日奈子が好きな服、解禁。」
「え?どうして?」
振り向いてきた日奈子の唇を塞ぐ。
甘い香りとペタってしたグロスが俺の唇に纏わりついてきた。
「・・・太ちゃん、唇・・・、」
俺の唇を指で拭おうと見上げる
しどけない日奈子を見てると思わずその手を掴んでそこにあるベットに押し倒した。
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Haru(プロフ) - moraさん» 私もなんだか太ちゃんと結婚する気になってたんですが。。(おい) (2020年4月24日 21時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - うわぁー!すっごく素敵!!!なんか、光景が思い浮かぶー! (2020年4月23日 23時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» ちょっとページが足りずイチャイチャ少なめですがなんとかいちゃつかせて終わりになりました(笑)さっこさんも最後までコメントありがとうございました!最後明るく終わらせられてほっとしています(笑)また他作品もよろしくお願いいたします(^^) (2020年4月23日 16時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 書けてます!バッチリです!\(^o^)/もうちょっとしんどいが続くかと勝手に思ってたので、すんなり日奈子ちゃん出てきてホッとしました(笑)よく考えたらしんどいが続いたら、君のその手に本編の内容になっちゃいますもんね(笑) (2020年4月23日 1時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» ラブラブかけてますー?今頑張ってラブラブしてみよう、としてるとこです(笑)あと少しで終わりますのでラブラブ、を、堪能してくださればと思います(笑) (2020年4月23日 0時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2018年12月14日 21時