北山さんに恋する彼女達。 ページ32
「おはよ！水上ちゃん！髪の色変えた？」
かわいいやーんって
大倉さんの手が私の髪の毛に伸びてきてる。
それを見た麻里が冷ややかに言い放つ。
「大倉さん？菅野さん見てますよ？」
麻里の言葉に途端バッて、手を引いて
恐る恐る振り返る大倉さんの視線の先には
満面の笑みの菅野さんが「おはよ。」って挨拶して、颯爽と受付けの前を通り過ぎてく姿。
「待って？！カン！ちょっと待ってってーっ！」
焦って菅野さんを追いかける大倉さんの姿に麻里と苦笑いした。
「どおりで大倉さんは止めとけって釘刺された訳よねー。」
そう。最初から北山さんは大倉さんが菅野さん好きだって知ってたんだね。
それで私にそう言ってくれたんだって気付いた時は密かに北山さんの優しさにときめいたんだけどな。
「水上さん！おはようございます！！」
「鈴木さん、おはようございます！」
聞いてくださいよー！って悲しげな様子の鈴木さんとは、同じ人が好き同士なのがキッカケで仲良くなった。
「気を落とさず聞いて欲しいんですけどっ！」
「どうしたんですか？」
「ついに、ついに北山さんと佐野さんが同伴出勤ですよっ！今日！！」
･･･うわ。ほんとに凹むやつ。
２人のツーショットを間近で見なきゃいけないの？
言葉が出ない私に
「耐えましょう！！水上さん！！」
本当に北山さんの事好きなの？っていうくらいの元気さで言われて、本気で鈴木さんには救われる。同じ課だし免疫も出来てるのかも･･･。
「う、うん。そうですね。」
なんて動揺を隠せないでいると麻里がほら、来たよっ！って言う声と共に２人で微笑み合いながら通勤してくる姿･･･。
お、大人カップル･･･。
頑張って作り笑顔でお２人に挨拶をする。
鈴木さんが
「じゃあね！水上さん！私邪魔して来ます！」
小声でそう言い残して
北山さーん！佐野さん！おはようございます！
って本当に２人の間に割り込んで行っちゃった。
それを当たり前の様に受け入れた２人は
鈴木さんを囲んで楽しそうにお喋りしながらエレベーターに乗り込んじゃった、
「･･･すごい。鈴木さんの強靱なメンタル、少しはあんたも身に付けなよ？」
なんて麻里に言われて
ほんとに出来るものなら強くなりたいよ、っていじけて始まる今日一日のスタート。
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Haru(プロフ) - 恵美さん» ２回も読んで頂いたなんて嬉しすぎます！スッキリしていただけて良かった笑 ほとんどの作品読んで頂いてるなんて、光栄です。。また遊びに来てくださいね♪ (2018年6月15日 12時) (
レス) id: d599b5b4d0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 本当にたくさんの応援、コメントありがとうございました！他の作品でもパンチの効いたmoraさん節楽しみにまっています(ﾌﾟﾚｯｼｬｰ笑)またボードにもお邪魔しますね！ (2018年6月15日 12時) (レス) id: d599b5b4d0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 水上さん目線はもはや私目線 笑私もその飲み会充分飲み明かせます。moraさんと共に♪ (2018年6月15日 12時) (レス) id: d599b5b4d0 (このIDを非表示/違反報告)
恵美(プロフ) - こんばんは！夜分にすいませんm(_ _)m2回読み直ししました。良かったです！スッキリしました。ほとんどの作品を読まさてもらってますので…更新楽しみにしてますね。おやすみなさい。 (2018年6月15日 0時) (レス) id: d7fb3062c5 (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - 完結おめでとうございます！おつかれさまでしたー！こんなに素敵な作品をありがとうございました！また、荒ぶったわたしのコメントにも丁寧な返信とても嬉しかったです！他の作品も楽しみに読んでますのでまたコメント欄に登場したら構ってください 笑 (2018年6月14日 20時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2018年5月30日 10時
