北山さんに恋する彼女達 ☆after story☆ 【完結】

※ ページ31

なんだか鈴木さんに北山くんからキスしちゃったんだってショックが大きいし


北山くん浮気するの？ってモヤモヤするし


さっきまで幸せな気分でいっぱいだったのに
このモテる北山くんと付き合う事がどれだけ大変かって事を思い知らされたみたいだよ。


「どうしよう？北山くん、私もう心配しかないよ？」


「だから心配な事は何でも聞けって。」


「違う！！聞いたからってちっともスッキリしないじゃん！」


私がいきなり大きな声出したもんだから
あははってすごい笑ってるんだけど？


「だよな。リンの事はほんとに魔が差したっていうかさ。バカだったわ。１回だけだよ。もうしねーし。それにオレにはもうAだけだから。」


わかるっしょ？って言いながら抱き締められる。


「鈴木さんの事、ちょっとは好きなの？」


「･･･後輩としてな。あいつ、ほっとけない妹みたいだろ？」


「よく妹みたいな子にキスしたね？」


「だろ？いきなり女出してくんだもん、あいつ。参ったって。」


なんて言うから、はい？ってなる。


「じゃあまた鈴木さんが女出して来たらしちゃうって事？！」


抱き締められてた腕を解いて北山くんの顔を睨みつける。


「･･･だからそうならないようにオレの事そうやってちゃんと捕まえといて？頼むわ。おまえしかいねー。」


甘えて縋るように言われて･･･


敵わないな、北山くんには。
こうやって私をどんどん虜にさせるんだ。


アメとムチとはこの事だわ。
悔しいけどその顔が可愛くて愛しさが込み上げる。



「･･･離さないからね？」



私の言葉に心から満足した顔で
急に得意気な顔でキスして来た。





だからその顔に弱いんだって･･･
大好きな北山くんに翻弄され過ぎな私。



･･･この先思いやられるな。
魅力的な人と付き合う代償。。。


強くならなきゃ。









後輩の北山くん。

Fin




〜エピローグへ〜

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