北山さんに恋する彼女達 ☆after story☆ 【完結】

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私の涙で何か勘違いしたみたいで


「オレ達さ？これからはなんでも言いたい事言ってこーぜ？」って。


「Aとはそういう仲でいたい。」


「うん。言ってる事わかる。わかるけどちょっと出来るか不安なの･･･」


「Aは言いたい事元カレに言えずに抱え込んでたんだろ？オレになら言える？」


「･･･うん。北山くんになら言えるかな？」


「オレもAには言いたい事、聞きたい事はなんでも言うからさ。」




うん。北山くんとなら上手く付き合って行けそうな気がするんだ。
だってなんだか北山くんの顔が今まで見た事もないくらい優しいから。


「で、早速だけど２人の時は北山くんて呼ぶのやめてくんない？」


「･･･だよね。でももう今更下の名前で呼ぶのとか恥ずかしくて･･･。」


「北山くんって呼ばれる度に後輩感半端ないんだけど。」


「よく言うよ。入社した時から結構年上風吹かしてた癖に。」


えー？そうかー？って少し照れてる北山くんと笑い合う。


「でも北山くんって呼び方愛着あるからそのままがいいな。」


「マジで？オレはちゃんと名前で呼んで欲しいわ。」


特別感欲しい。って急にまた抱き寄せられて
また高鳴る心臓。


どこにスイッチあった？ってくらい
いきなりまた色気のあるこの目に見つめられたらもうロックオンだよ。動けないって。


してる時もドキドキする北山くんの裸が
今は無防備なだけに余計意識しちゃう。変かな？私。


「･･･Aも前ん時と全然違うな？」


大人だと思ってたのに
まるで初恋の相手といるみたいじゃんって
からかわれるから地味に落ち込む。


「やっぱりそう思う？私も自分で調子狂うよ。ほんとにどうしたらいいかわかんないの。･･･ガッカリした？」


北山くんの前では相当大人ぶってたかも。


体の関係になってからは尚更。
だってそういう防御線張っとかないと
すぐに好きになりそうで怖かったんだもん。


･･･前の私が好きだったのかな？


「ガッカリなんてするわけないじゃん。色んな顔見れて嬉しいよ。この際だからさらけ出そうぜ、お互い。」



･･･ホッとするけど、さらけだす･･･？
そんな事女友達にもあんまりしないし
難しい事言うな･･･。


でも実は気になってる事があるんだ。

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