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「よし!帰る。」
ちょっと目が覚めたみたいで気合い入れて起き上がった。
「明日も来ていい?」
「・・・いいけど。」
「だっておまえ来週から女の子になんだろ?今のうちっ。」
何それ。可笑しくて笑っちゃう。
でも
「その労力、本命に使ったらすぐ彼女出来るのに。」
「彼女なんかめんどくせーよ。オレAとしたいし。」
1課のマドンナの佐野さんっ。
なんて、急に持ち上げて来た。
・・・いつの話しよ。
「今は1課のマドンナはリンちゃんじゃない?」
そしたらほんとに可笑しそうに笑って
「後3年後かな。今後に期待。」
って。
でもわかるよ?
北山くんが結構鈴木さんを本気で気に入ってるの。
だからこれだけは聞いとかなきゃ。
「私以外にこういう事してる人、社内にいないでしょうね?」
「何怖い事言ってんの?そんな無謀な事しないって。」
ホラーじゃんって。
・・・じゃあ社外にはいる訳ね。
それなら何も言う事はない。
でもなんか面白くないなって自分にも彼がいる癖に勝手な事思う。
「ね?今日と明日は私としたい気分なんでしょ?そういうのってどういう心境な訳?」
ちょっと意地悪な事も言いたくなるし。
えー?って面白くなさそうにしてる。
「心境もなんもないよ。ただ会いたいから来ただけ。ほら、うちの制服そそるからさ。佐野さん見てたら我慢出来なくなっちゃうんだよなー。」
「・・・・・・・・・。」
「って、いいだろ?悪いけどオレ結構おまえの事好きなんだよ。それだけじゃダメ?」
なんてこんな時だけ後輩っぽく甘えてくるからいつまでも甘やかしてしまう。
好きとか簡単に言っちゃダメだけどね。
いつか私も口走っちゃいそうで怖いって。
・・・ここにいるのに絶対手が届かない人なのに。
「じゃね。A。」
「また明日ね。北山くん。」
って玄関先で見送る。
「・・・いい加減2人の時くらい名前で呼んでくんない?」
「社内で名前呼んじゃったらアウトじゃん。怖いからダメ。」
そんな気にもしてない癖にむくれた振りだけしてる。
私が社内で名前呼び間違えるなんてヘマする訳ない。
でもこれは北山くんにこれ以上踏み込みたくない私の気持ちを防御してる意味もあるんだ。
宏光、なんて呼んでしまったら気持ちが抑えられなくなるんじゃないかって。
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Haru(プロフ) - 私なんて四六時中妄想しててキモいなんてもんじゃありませんよ 笑 あぁ、佐野さんが早くみっくん(既に北山くんではない)の素肌に飛び込めるように頑張りますっ!! (2018年5月30日 19時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - それ、たいへんじゃないですか!やだーもうー!やだぁー!笑笑笑真昼間に絶賛妄想ですよぉー(キモい) (2018年5月30日 12時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 佐野さん♪北山さんのお胸はいかがでしたか? 笑 次は素肌のお胸にダイブ出来るように頑張りましょう 笑笑 ←妄想が止まらない作者 笑 (2018年5月30日 10時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - それはもう、がっつり飛び込みました(はあと) 北山さん、後ずっちゃうくらいの勢いで笑 わたし、昨日から苗字が佐野になりました 笑 (2018年5月29日 21時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - Stmさん» あんまり無い仲村さん推し、嬉しかったです♪佐野さんでなんとか押し通しましたっ。これからの続編もまたご期待に添えるよう頑張りたいですっ!佐野さん、早く彼氏と別れたらいいのになあ 笑 (2018年5月29日 17時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2018年5月15日 11時