49 ページ49
言葉を失った私の頭をひとらんさんが撫でた
ひとらん
「良いんだよ
アヤをこんなにまで傷付ける存在は消しちゃえば良い」
その目はいつにも増して真っ黒に見えた
＿＿＿＿＿
＿＿
ショッピ
「…見てくださいよコネシマさん」
コネシマ
「あ？」
暇だ暇だと思いながら注連縄の下の首を掻きながら欠伸なんてしてた時、瞳孔ガン開きのショッピがテンションの上がった声で此方に来た
まぁ手に持つ首でお察しだが
ショッピ
「一応僕は優しいので、アヤに謝る気があるかと…関わったことのある物に聞いてみたんですけど
誰としてアヤに謝らない
俺か…神か…逆に俺へ怒るのか、知らないと言う
ウザくて全部殺しちゃいました」
僕、なんてふざけたつもり満載の言葉で嘲笑するショッピは、あげますと持っていた首を投げた
要らんな…
冥界の口を開いてそのまま投げ入れる
にしても…
コネシマ
「今更やろ
コイツらのせいで無実のアンロスが死ぬ
けどそれすらアヤに憎悪と変わる
それは全部断ち切ってるわけやし、ええんやないか
何より…またアダムとイヴみたいに残してみるんやろ？
汚い色に染まったアンロスが…強制的にたった2人になったならどうなるかって実験兼ねるって聞いたで」
ショッピ
「あぁそれ、2人じゃなくて6人です
3:3で、肉の多い物、平凡、骨みたいなやつ、美形、有名人、サバイバルが得意なやつで分けるらしいです
汚いものが見えるって、グルッペンさんが楽しんでました」
コネシマ
「…ほーか」
グルッペンらしいというか…
大先生は笑いながら嫌いそうやな、なんて
きっとアヤもここ迄は望んでいなかったかもしれない
全人類に復讐をなんて思わない優しい奴
どちらかと言うなら、アイツは人間をやめたかった筈なのだ
苦しめられてなお復讐ではなく自分が消えるという手法が取りたい、哀れで愚かな程優しい奴
けれどそれで俺たちの怒りが収まらない
主人を傷つけた兎は番犬が殺す様に
毒を持って屋敷に入ろうとする愚か者の喉元を番犬が噛みちぎる様に
当たり前の怒りと行動だ
珍しく楽しそうな大先生すら、此れは怒りによるものなのだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 819人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
?(プロフ) - お姉様いつもヤンデレ作品の供給ありがとうございます……本当にいつも助かってますし読む度に塵になっています。全人類殺してしまうのとても性癖です…お姉様が殺した78億人の中の一人に慣れて良かったです…これからも無理はしないでください。 (2021年9月20日 2時) (
レス) id: 60b2883e08 (このIDを非表示/違反報告)
黒月 - ｯあ"〜大好きです!作者様の作品でヤンデレにハマりました!面白い作品をありがとうございます!! (2021年6月10日 0時) (レス) id: c97e70c31b (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - ものすごく面白いです (2021年6月6日 2時) (レス) id: 0957251bb6 (このIDを非表示/違反報告)
碓氷 - 物語設定がとても素敵で楽しく読ませていただきました！これからも更新頑張ってください！！ (2021年6月5日 16時) (レス) id: ea5b4fe666 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ(プロフ) - 新作おめでとうございます！！人外パロ最高！！！！！！(歓喜)想像力の神でしょうか…生き甲斐が増えます…これからも応援してます！！！ (2021年5月29日 17時) (レス) id: 998524a2ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
