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「…真っ黒でした」
暗い中でよく見える青い瞳とは別で、真っ黒だった瞳
けれど縁は青かった
鬱
「見えちゃったか…せやね、瞳孔カッ開いとるよ今
…どうしても僕は立派になれんくて、右目だけは羊のままやねん
怖がられたくないし…かっこよさ重視でこうやって隠してたんやけど…ごめんな、怖がらせた？」
トントンさんのおまじないが降りかからないからか聞いてくる
しかも一定距離で逃げの体勢にあるのが面白い
「羊って…横長じゃなかったですっけ」
鬱
「んー、猫の瞳孔が丸くなったり細くなったりと一緒やね
こうやって暗くなってる場所ではこんなん
明るいとちゃーんと横長になってるし…こっち側だけ視界広い」
「怖くないので逃げなくて大丈夫です」
鬱
「…ほんま？」
じーっ、と片目が見つめて来たと思えば、その目も先程見たような…真っ黒な瞳へと変わっていく
珍しく髪をあげて、両眼が見える状態で見つめられる
縁が青いうえに、周囲の明かりが瞳へ反射して見えるのか…
「宇宙みたいで綺麗です」
鬱
「………あー…………
いや、そりゃ、天文学は教えられるけど……
ｯ〜！
いやん、そんな見んといて！穴開いてまうわぁ」
「真っ赤ですけど」
鬱
「見ないで！！」
縮こまって顔を隠してしまった鬱さん
隣にしゃがんで明かりのついた建物を眺める
中から外を眺めることは多くても、暗い外からこうして眺めることはなかなか無かったから新鮮だ
鬱
「この目が宇宙なんて喩えられるの…初めてで…嬉しいんよ…
ごめんな、今…すっごい情けない顔してるわぁ…」
明かりで照らされて見える耳が真っ赤で、少し見えた口元がひくつきながら歪な笑みを浮かべていた
鬱
「天使の加護がある中で…憑けることってなかなか無いわ
堕天使の加護って偉大やなぁ…」
突如私の額に指を押しつけて頭を弾くようにして、そのまま笑った
鬱
「寄った男は殺したるよ」
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?(プロフ) - お姉様いつもヤンデレ作品の供給ありがとうございます……本当にいつも助かってますし読む度に塵になっています。全人類殺してしまうのとても性癖です…お姉様が殺した78億人の中の一人に慣れて良かったです…これからも無理はしないでください。 (2021年9月20日 2時) (
レス) id: 60b2883e08 (このIDを非表示/違反報告)
黒月 - ｯあ"〜大好きです!作者様の作品でヤンデレにハマりました!面白い作品をありがとうございます!! (2021年6月10日 0時) (レス) id: c97e70c31b (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - ものすごく面白いです (2021年6月6日 2時) (レス) id: 0957251bb6 (このIDを非表示/違反報告)
碓氷 - 物語設定がとても素敵で楽しく読ませていただきました！これからも更新頑張ってください！！ (2021年6月5日 16時) (レス) id: ea5b4fe666 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ(プロフ) - 新作おめでとうございます！！人外パロ最高！！！！！！(歓喜)想像力の神でしょうか…生き甲斐が増えます…これからも応援してます！！！ (2021年5月29日 17時) (レス) id: 998524a2ed (このIDを非表示/違反報告)
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