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チーノ
「戻ろか」
「…」
周囲の、好奇心でちょっと眺めるような無関係な人間の視線すら…
この人達も…
女3
「いやぁぁぁぁぁッ！！！！」
甲高く騒がしい悲鳴が聞こえた
反射で其方を見れば彼女の手が黒と赤の見たことない炎によって燃えていた
その炎から本能的に周囲が瞬時に離れて
善の気持ちがある者は大変だと布やら水やらと用意して消火を始める
けどそれすらどうでもよかった
私はきっと…
鬱
「大丈夫、アヤちゃんは何も悪いことしとらん
なんでコイツらの言動に惑わされなきゃならんの？
大丈夫大丈夫」
後ろから片手で緩やかな目隠しをされて、そう告げられる
だんだん落ち着く脳内
同時に騒がしさが止まり、増した
出して、と声がする
意味がわからず目を開くと、感覚で分かったのか鬱さんは手を離してくれた
この周囲に、うっすら赤い結界のようなものが出来ていて
出してと叫んでいるのはそれを叩いたりして逃げようとしている彼らだった
先程の彼女は…
「…え」
腕の殆どが燃えて真っ黒になって気絶している
そして周りに助けようと集まった人たちは、色が消えて灰色の石となっていた
全員の視線は…別方向
その視線を追うと、その先で眼鏡を掛け直しているチーノさん
ショッピ
「…先、帰っててください」
とん、と額を人差し指で軽く叩かれて、目を一瞬閉じて開いた時には…
トントン
「アヤ…！！！」
鬱
「ストップトントン、俺ごと逝く！！！」
チーノ
「ちょゾムさんも止まって…！！」
最近過ごしていた彼らの世界で
トントン
「あ"ぁ、こんな傷ついて…
どこのどいつや、殺さな…俺の愛子を…よくも…」
鬱
「ショッピくんと番犬2匹が居るから大丈夫やから…アヤのこと寝かせたって」
ゾム
「アヤ…」
トントン
「………
疲れたな、アヤ…怖かったよな…ごめんな
大丈夫、アヤはいい子で優しい子…
大丈夫、大丈夫…」
眠たいのか悲しいのか
それを理解する前に私は静かに意識を落とした
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?(プロフ) - お姉様いつもヤンデレ作品の供給ありがとうございます……本当にいつも助かってますし読む度に塵になっています。全人類殺してしまうのとても性癖です…お姉様が殺した78億人の中の一人に慣れて良かったです…これからも無理はしないでください。 (2021年9月20日 2時) (
レス) id: 60b2883e08 (このIDを非表示/違反報告)
黒月 - ｯあ"〜大好きです!作者様の作品でヤンデレにハマりました!面白い作品をありがとうございます!! (2021年6月10日 0時) (レス) id: c97e70c31b (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - ものすごく面白いです (2021年6月6日 2時) (レス) id: 0957251bb6 (このIDを非表示/違反報告)
碓氷 - 物語設定がとても素敵で楽しく読ませていただきました！これからも更新頑張ってください！！ (2021年6月5日 16時) (レス) id: ea5b4fe666 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ(プロフ) - 新作おめでとうございます！！人外パロ最高！！！！！！(歓喜)想像力の神でしょうか…生き甲斐が増えます…これからも応援してます！！！ (2021年5月29日 17時) (レス) id: 998524a2ed (このIDを非表示/違反報告)
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