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元々、いい人生を送ってきたわけじゃなかった
現高校2年生、16〜17という年数を生きた人間で
性別は女
多分容姿は良い方で、何人か彼氏が出来たことはあったが、大体半年せず別れた
家庭環境や学校…ひっくるめて人間関係に多大な厄災を抱え込んだ私は依存体質で、彼等はどうやら引いていってしまった
いや、嘘
二人目は嘘告からで…重さで引いたのは事実
一人目も嘘告だけど、コイツは肉体にたどり着けないと悟って切ったようだった
クソ喰らえ
全てのいじめも先生は先輩やクラス全体を優先して、親にはついに被害妄想とか言われて
お前が変われ云々言われて
改善された家族の関係でも
夜中に唸る母の苦悩は知ってしまった
血の繋がりのない父は怖くて仕方ない
けれども学校すら馴染めず、唯一血の繋がっていて、信頼できた祖母が他界し
メンタルなんてとうの昔に消えて
ハートが削られ続けて
今やふとした時に泣いては気分の高低差が激しく自分ですら気持ち悪いと思う始末
まともに外に出れないし
人なんて怖くて
たまたま外に出た今日
夜中だけれど
死に場所を探していた
「……」
その先で、真っ赤なマフラーが夜闇ではためいて
真っ赤な瞳が遠くから見えるネオンみたいに浮き上がって私を見つめていた
トントン
「どうも、トントンって言います」
にっこり笑ったその人は、海松色のコートを翻して此方に体を向けた
トントン
「あぁ…可哀想な子…」
コツ、と闇に溶けた黒いブーツで音を立てて此方に近づいてくる
なんかもう、何をされても良かった
全てどうでも良かった
トントン
「大丈夫やで、アヤはここまで生きただけで十分に偉いからな
いい子いい子」
突然そっと抱きしめられて
暖かい温度が頭を撫でた
訳が分からなくて、疲れてて
ふ、と意識が遠のいた
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?(プロフ) - お姉様いつもヤンデレ作品の供給ありがとうございます……本当にいつも助かってますし読む度に塵になっています。全人類殺してしまうのとても性癖です…お姉様が殺した78億人の中の一人に慣れて良かったです…これからも無理はしないでください。 (2021年9月20日 2時) (
レス) id: 60b2883e08 (このIDを非表示/違反報告)
黒月 - ｯあ"〜大好きです!作者様の作品でヤンデレにハマりました!面白い作品をありがとうございます!! (2021年6月10日 0時) (レス) id: c97e70c31b (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - ものすごく面白いです (2021年6月6日 2時) (レス) id: 0957251bb6 (このIDを非表示/違反報告)
碓氷 - 物語設定がとても素敵で楽しく読ませていただきました！これからも更新頑張ってください！！ (2021年6月5日 16時) (レス) id: ea5b4fe666 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ(プロフ) - 新作おめでとうございます！！人外パロ最高！！！！！！(歓喜)想像力の神でしょうか…生き甲斐が増えます…これからも応援してます！！！ (2021年5月29日 17時) (レス) id: 998524a2ed (このIDを非表示/違反報告)
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