憧れた ページ2
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『お願いします!』
「うーん…別にいいけど……」
まだ小学生だった私は必死に頭を下げる
母親の知り合いに歌い手を育成する人が居てその人に合わせてもらい歌い手になりたい、無音さんの様になりたいと泣きながら懇願した
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1年後、中学生になった
毎日家に帰ったら歌い手の事を勉強して動画の作り方や再生回数の伸ばし方も教わった
初めての動画も出した。
再生回数はあまり伸びずアンチが来た
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1年後
歳上の女性とユニットを組んだ。
高校生で5歳上
あまり歌声が言い訳でもなかった。
何回かあげた動画の再生回数はそれなりに伸びた
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1年後
中学生活最後として卒業系の歌を投稿した
共感を得られ、更にオリジナルPVという事もありかなり再生回数が伸びた
当初程ではないがアンチが来た
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1年後
有名な歌い手さんとコラボして一気に名が広まった
中高生女子に注目されるようになり、女の子らしい性格ではなく少しばかりガサツで声も低めな私はそれなりに好感度を得た
動画再生回数が初めて8000を超えた
信者、と呼ばれる男性と女性も何人か出来た
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1年後
私は今年で高校二年生になった
名もそれなりに広がり超会議で1度だけライブもした
またすこし、憧れの彼等に近付けている
ここまで6年。
6年の年月をかけて私はやっと有名歌い手の枠に入るほどになった。
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作者名:め | 作成日時:2018年5月18日 0時