推しに求婚されて困ってます２[k.k]

お似合い ページ10

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シュンと怒られた子犬の様な顔で話す壱馬








「そもそも恋人同士でもないのに、私の話をしないでください」







それに何の反応もしないまま話すA







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壱「だって寝ても覚めてもAちゃんの事しか考えてないから



もっと、ほらどうしたら俺の事見てくれるかなーとかどう告白したらいいかなぁとか考えてるから」










「いや、そんなに考えないでください…………」








壱「そう言えばなんでこんな時間にこんな所歩いてたの！？」







「いや、今日は本社で研修だったんで、その後飲み会誘われて。。。」






壱「あんな夜道を一人で歩いちゃ危ないからそういう時は俺を呼んでよ！」









「いやまだ21時過ぎ。。。」












一周まわってイチャついてんのかなって思うぐらい息の合う二人







臣「でもお似合いだね、二人」






壱「ほら、お似合いだって！もう付き合う？」







「もー壱馬くんｯ/////




お似合いじゃないですから〜/////」




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ずっーと見てて壱馬の凄いところ。それは





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店に着いてから当たり前なんだけどAちゃんの横に座って





臣(まぁ俺初対面だったからね？)








これでもかと言うくらい、俺に見えてないだろうと思ってるのか

はたまた見せつけてるのか手を握ったり、無意識に見つめてたり






今なんてAちゃんの膝で寝てるからね？






もう恋する乙女、いや策士か？お前。と思うくらい












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「壱馬くん、寝ないで下さいよ汗」






ペシペシ叩いて見るが全く起きない壱馬








臣「大変だねーそこまで好かれてて


もう溺愛じゃん笑笑笑」








「そんな、、、まぁ会う度この調子なんであれですけど。。。



今日は酔ってるからか尚更な感じが」










臣「壱馬の事、好きじゃないの？」












「………ファンとしては好きですけど、恋人とか恋愛対象には苦笑」











臣「壱馬の為に？



そうやって自分の気持ちは後回しにすんの？」









「私は壱馬くんの負担にはなりたくないので………」








見てたらわかる。壱馬がAちゃんを見る目と




Aちゃんが壱馬を見る目が同じだって










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互い愛おしいのに、一方は伝えて、もう一方は遠ざけて


少しのすれ違いがもどかしいお似合いな二人

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