転生17 ページ19
貴方side
どうやらあの時鱗滝さんは小屋の裏で薪割りをしていたらしい、そりゃ見当たらないわけだ……
それで現在、私は鱗滝さんと向き合う形で座っている、ちなみにお兄ちゃんは疲れてたのか爆睡中、まぁ、ボロボロだったもんね………
『私にも、鬼を倒す方法を教えてください!!』
鱗滝「ダメだ」
『何で………』
鱗滝「お前はまだ幼い、その腕じゃまだ鬼の頸を切る力がない、今教えたところでお前を死に向かわせる事になるだけだ」
『で、でも、私だってお姉ちゃん助けたいんです!!あの時、見てるだけしかできなかったから、だから、今度はちゃんと守れるようになりたいんです!!』
その日、鱗滝さんが頷いてくれることはなかった
〜数日後〜
あれから、私はしつこいくらいに鱗滝さんにお願いしにいった、勿論、お兄ちゃんの邪魔しない程度に、その間は腕立て伏せして少しでも腕筋をつけようと必死に頑張った
『鱗滝さん!私にも鬼を倒す方法教えてください!!』
鱗滝「だからダメだと言って………」
『いいって言ってくれるまで何回でも言いますよ私!!』
鬼切れなくてもせめてお兄ちゃんの援護できるとかそういうのでもいいのに!!
"コンコン"
私と鱗滝さんが話していれば静かに戸が叩かれた
『(お兄ちゃんはノックしないよね?)』
なら、誰だろう?
不思議に思っていれば鱗滝さんがため息をつきながら戸の方へ向かっていったのだった
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むいたん! - とても面白いですね!次の展開が楽しみです!更新待ってます♪ (2019年11月24日 12時) (レス) id: 9146c62b5e (このIDを非表示/違反報告)
死蝶(プロフ) - 面白いです!続き見たいです! (2019年11月21日 20時) (レス) id: 3d51fd0542 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天下えぃか | 作成日時:2019年11月12日 2時