敦君に成り代わったからてっきり太宰さんに拾われると思っていたのだが………【文豪ストレイドッグス】【中島敦成り代わり】

予想外32 ページ37

貴方side

太宰「よく観ていたまえAちゃん、あの眼鏡をかけると乱歩さんは、超推理のスイッチが入る」

乱歩「なるほど」

いや、私にはただただ眼鏡をつけてかっこつけてただけにしか見えないんですけど…←

乱歩「犯人は君だ」

そう言って指さされたのは杉本巡査だ
まぁ、犯人知ってたけど…

箕浦「馬鹿言え！だいたいこんな近くに都合良く犯人がいるなど…」

乱歩「言わなかったっけ？どこに証拠があるかも分かるって、拳銃貸して」

『(えーと、確かこの後この杉本さんが拳銃構えるから私の出番そろそろか)』←

杉本「馬鹿言わないでください！一般人に拳銃を渡したら減俸じゃ済みませんよ！」

まぁ、当然の反応だね

『(でもさっきぼろ出しちゃったからね、この二人から言い逃れするのは無理でしょ)』

チラッと太宰さんのほうを見た

箕浦「杉本、見せてやれ！納得すれば帰るだろう………杉本？」

刑事さんもようやく部下の異変に気が付いたらしい

乱歩「いくらこの町でも、素人が銃弾を補充するのは容易じゃない、彼は懸命に考えている最中だよ、使ってしまった銃弾についてどう言い訳するかをね…」

箕浦「お前が犯人なはずがない、銃を見せろ、杉本！！」

部下さんはホルスターに手を動かしたと思えばそのまま拳銃を取り出して安全装置を外し構えた

太宰「Aちゃん、行け」

『きゃっ！！』

私は、その勢いのまま犯人を捕らえた
というか、押されるってわかってたのに変な声を出してしまった…

『(ヤバイ、すごい恥ずかしい…)』

だって”きゃっ”だよ？恥ずかしすぎるでしょ…
そして太宰さん、何気この人力強いからちょっと変わって欲しいんですけど、女の子に任せる役割じゃないよね？
そんな思いを込めて太宰さんを見つめたが当然のようにスルーされた

『(帰りたい…)』←

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