敦君に成り代わったからてっきり太宰さんに拾われると思っていたのだが………【文豪ストレイドッグス】【中島敦成り代わり】

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貴方side

私が電話しなくとも黒蜥蜴はやってきた
それはちょうど乱歩さんのお菓子を買いにパシられてた時で帰ってきたら襲撃されてたって感じだった

『(あぁ、銀ちゃんが窓の外に放り出された…)』

放り出されても無事だと判っていても心配なものは心配だな…

国木田「全く、最悪な状況になってしまった」

そんなことを考えていた私の隣で国木田さんがそんなことを言った、これで最悪って…
言っておくけど黒蜥蜴はポートマフィアの武闘派なんだよ？武装探偵社強すぎでしょ……

国木田「おい小娘、貴様も片づけ手伝え」

『え、あ、はい…』

これは首領に報告したほうがいいのだろうか？いや、でも黒蜥蜴が報告してくれるかな？うん、多分してくれるだろうな、広津さんいるし
というわけで私は片づけの手伝いを始めた

乱歩「僕そろそろ名探偵の仕事に行かないと」

片づけ始めてしばらくしてから乱歩さんが座っていた机から降りた

『(名探偵？)』

確かにそれっぽい格好してるけど…
あぁ、まずい、さすがに転生して18年もたってるとそろそろ記憶があいまいになってきた、事件の内容覚えてないんだけど…
さて、これは由々しき事態なわけだけどどうしようか

国木田「おい小娘、ここはいいから乱歩さんに付き添え」

『え？あ、はい』

そういえば乱歩さんって一人で電車乗れないんだったね、印象的だからそこは覚えてるな
私は鞄を持って探偵社の入り口で待つ乱歩さんのところに向かった

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