事故にあった私が転生したのは…あのフクロウちゃん！？(第五人格) (ページ3)

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第二話！ページ3

おい、まじかい…推しの顔が近いよ…

「ちょっと」

『あ、え、はい…』

「あなた誰…」

『わ、私は…』

「早く答えなさい。」

『私は、A…咲原Aですっ…！』

「あらそう。ゆきはね。私はゲキウ。イライの婚約者よ。」

やっぱり、婚約者がいるのは本当なんだ…

ゲキ「A」

『ひゃ、ひゃい！』

ゲキ「ひとつ質問してもいいかしら？」

『はい。』

ゲキ「あなたはどうしてここへ来たの？」

『だ、大学に行くために列車に乗っていたら、事故が起きて、ここに飛ばされました。』

ゲキ「そう…もうひとつ質問していいかしら」

『は、はい』

ゲキ「あなたはイライのことが“好き”なの？」

おい待て…単刀直入に来たぁ…好きだけど、ここは…

『いいえ…』

ゲキ「あら、おかしいわね…じゃあ、好きじゃないのになぜここに飛ばされたの？」

『そ、それは…』

ゲキ「好きだから飛ばされたんでしょ？」

ドキィィィィィッ！？

ゲキ「長い間帰ってこないから、場所を調べてきたら、こんなにも恐ろしい荘園だったとはね…結局、こっちの方に行くと思っていたわ。所詮私は気にいられないのよ。」

『いいえ、そんなことないと思いますよ…私が思うに、イライさんはゲキウさんのことですごく心配してたと思いますよ？一応聞いてみますね。』

『ほ、ほーー？(イライk…イライ…婚約者のゲキウのこと、どう思ってるの？』

イライ「なぜそんなことを…？」

『ほー！(なんとなく！)』

イライ「私は、ゲキウのことを愛しているよ…
誰よりも、ずっと…ゲキウと離れるのは悲しかったけど、でも、何かしらの任務だと思ったら、仕方がないと思ったんだ。」

『ほら、こんなこと言ってますよ。やっぱり、イライさんは、あなたのことをずっと愛していたんですよ。お二人共、お幸せに…さようなら』

帰ろうとしてドアノブを引っ張るが、開かなかった…

ゲキ「あぁ、それ、一年ここで生活しないと出られないことになっているの。」

『それを先に行ってください…』

それから私は、ゲキウさんと自分の分の朝食を作った。

ゲキ「Aの手料理、なかなかやるじゃない。」

『いいえ…私もまだ一人暮らしを始めたばかりなので、こんなのしか作っていないんです…』

ゲキ「いいえ…美味しいわよ。」

というと私の耳元でこう言った。「これなら、イライにモテるんじゃない？」と。

さぁ、これから私はイライさんと試合だ。気を張っていかないと…