95話 ページ45
目の前で、皆が死んでゆく
血反吐を吐きながら、体の一部をなくしながら
そして皆は言う、「お前のせいだ、お前がなにもしないからだ」と
片目をなくし、無くなった左腕を押さえながら
kn「､､､なんでお前が生きてんねんｯｯ！！」
と、怒号放つ大親友
その言葉に、私はなにも言い返せなかった
残った彼の左目は、酷く冷たかったから
『っはぁ、はぁ､､､』
､､､今のは、夢なのか？
夢で良かったと安心する半面、これが現実で起こってしまったら､､皆が本当に死んでしまったら
皆に、嫌われてしまったらという恐怖
『､､ぅぁ』
小さな嗚咽と共に、視界が歪む
もう嫌だ、あの時のような言葉をかけられるのは、友人に嫌われて捨てられてしまうのは
ゴミを、いや、それ以下のものを見るかのような冷たい目で見られるのはいやだ
os「ん､､､A､､ちゃん？」
『あ､､いやっ、ごめんなさい、きらわないで、やめて､､､嫌、、もう捨てられるのは嫌ｯｯ』
os「Aちゃん、落ち着いて。俺はAちゃんの事捨てない、嫌ったりしないから」
『うぅ､､､ｸﾞｽｯ、いやぁ、すてないでぇ』
ps「Aっ？！」
『あ､､ぅ、ぺし』
ps「､､､なにしたの」
os「いや、俺はなにも」
『やだぁ､､､すてないで、私がわるいから、いやぁ、やだ、やめてっ』
ps「､､これか。十分メンタルケアはしたはずなのに」
os「な、慣れとるん？」
ps「､､､まぁ、ね」
ps「A、大丈夫だよ。もうコネシマは居る、俺も、みんなも」
『やだ、捨てないで』
ps「捨てない、大丈夫。みんなAの事大好きやから、そんな泣かんでええんよ」
『､､』
ps「ほんまやで。俺がAに嘘ついた事ある？」
『､､､ない』
ps「でしょ？」
os「､､幼馴染って凄いんやな」
ps「まあね」
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作者名：ミコミコ | 作成日時：2022年8月14日 0時
