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───一気に飛んで、入学式後。
時間でいえば一時間目後の休み時間。
(やっぱ、入学式長いわ。手短にとか思ってた私がバカだったわ)
と、霊夢の机にだらんと突っ伏していると、上から魔理沙の声が降る。
「そういえば、みんなは部活決めたのか?」
部活──学校での唯一の楽しみだと思うものも少なくないだろう。
「私は帰宅部よ。神社の仕事あるし」
「私もですね」
霊夢と早苗は帰宅部。というか、家が神社なのが驚きなのだが。
それは、男子達も思ってたようで。
「え、霊夢の家神社だったの!?」
「意外なような、そうでないような...」
「東風谷さんも神社か。...巫女2人が同じ学校ねえ」
全然関係ないんだけど、名前の呼び方で人の性格わかったりするよね。
キヨ→下の名前呼び捨て。
レトルト→下の名前ちゃん付け。
アビヴ→名字さん付け。
なわけなんだけど、どれが一番いいんだか。
「あ、俺はサッカー部。...という名の運動部だよ☆」
(マンガとかでキラッて効果音つくヤツ...)
というAの感想は置いといて。
キヨの言葉に、魔理沙が目を光らせる。
「運動部か、私も入ろうかな?」
「どうせマネージャーでしょ?」
即座にツッコミを入れたのは妖夢。
確かにその通りだが。
「あー、今人数たりてないから、女子でもOKだよ」
「そうか...て、何で知ってるんだ?」
「それは、俺が部長だからさ!」
シーンと静まり返る。
理由は、解釈が追いついていないから。
「あ、あー。確かにキヨ君、部活作るって言ってたもんね」
はレトルト。
でも、入学式のこの日、そして登校してから数時間しか経っていないのに、どうして設立出来たのかが不明なのだ。
「...もしかして、あの時?」
霊夢が呟く。あの時、とは。
「早苗をおぶってった時。保健室着いてから、どっか行ってた時間あったでしょ?」
「ありましたね、確かに」
ここは霊夢と早苗しかわからない。
A達は一緒に行ってないから。
「そう、その時間だ!その間に、生徒会室へ行って、設立してもらったんだ!」
「生徒会...後でレミリア様に訊いてみますね」
「レミリア様?あぁ、生徒会副会長の名前か」
生徒会副会長、レミリア・スカーレット。
彼女はスゴい。何がスゴいのかというと...とりあえず色々スゴい!(語彙力)
咲夜は彼女に恩があり、それ以来様付けするようになったのだ。
「···あっと、魔理沙とキヨは運動部でいいのかしら?じゃ、次妖夢」
「はい、私は剣道部と園芸部の兼部だよ」
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作者名:綾月花 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Gmdag78634/
作成日時:2017年10月2日 4時