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「花見?良いわよ」
「ありがとう」
レミリアは微笑み、感謝の言葉を述べる。
すると魔理沙が、
「……花見か。いいな!私達も行こうぜ!勿論、A達もな!」
「え」
急な展開に、驚きを隠せないA。
「え、えっと、魔理沙ちゃん。それって俺らも行くんか?」
「?勿論。アビヴやフジ達もだぞ」
「あ、そう……」
人生諦めが肝心です。
ここは諦めましょう。
▼はい ▽いいえ
ふとAの頭に浮かぶゲームコマンド。
ゲーム内であれば、ここではいを選ぶとゲームオーバーが多い。
しかしながらAがいるのは現実。
はいを選んだ方が得策だろう。
妖夢と早苗は乗り気。咲夜はレミリアに着いていくから強制的に。霊夢に至っては開催場所なので、選ぶ余地なし。
A以外の女子は行くことが決まっている。ここは行かない訳にはいかない。
「…行くわ」
「お、Aは来るか」
「でも…」
「どうした?」
「妹も連れてっていい?本人には訊いてないけど」
「いいぜ!」
ホッと息をつく。帰ったら訊かないと。
「はっ…。俺は気づいたぞ!これは動画のネタになるんじゃないか!」
「はっ…!お前天才かよ!」
動画?ああ、そういうこと。
Aは早々に納得する。似たような考えを持つ人物が、身近にいるから。
そういえば、ニックネームも聞いたことがあるかもしれない。
「よし。俺とこーすけ、フジ、ヒラも行くぞ」
「わかった」
「高坂君はどうするの?」
「え。うーん……」
妖夢はレトルトに訊く。
「レトさんも行こーよ!」
「えー」
「俺、は」
フジに言われた後、レトルトはアブに目配せをする。
アブは答える。
「行こうかな?」
その答えに、レトルトはため息をつくと、結論を告げる。
「はぁ…。わかった、俺も行くよ」
ということで、全員決定。
ワーパチパチ。
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作者名:綾月花 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Gmdag78634/
作成日時:2017年10月2日 4時