授業中 ページ6
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【魔法薬学の時間】
『…うーん…？まあいっか。無花果の種皮、適当…』
シ「良いわけないだろ！」
ボフッ！という爆発音と共に、Aのペアのシリウスの顔は真っ黒になった。
Aはというと、持ち前の瞬発力で爆発をかわした。
『ふむ、無花果は入れすぎると爆発する、と…。ありがとなシリウス。参考になったぜ。』
シ「テメェ！人を実験台にすんな！」
『うわ！黒焦げで近づくな！汚れるだろ！』
【飛行術の時間】
『オラオラァ！追いついてみろよ間抜けぇ！』
シ「舐めてんじゃねぇ！」
ジ「僕も混ぜてー！」
「3人とも！降りてきなさい！！」
Aが超高速で箒を乗りこなし、シリウスを煽る。
シリウスも、キレながらAを追いかける。
そしてその追いかけっこに、ジェームズも飛び入り参加する。
マダム・フーチが怒鳴っても、一向に降りてこない3人。
ル「…これ、毎日続くの？」
リーマスが遠い目をして、飛び回る3人を眺める。
ピ「リーマス…」
そんな彼をピーターは心配そうに眺めていた。
【魔法史の時間】
「〜〜であるからして、中世以前の魔法使い達は…」
魔法史の教授がゴーストなのを良いことに
『ぷぷっ…間抜けヅラだぁ〜…』
眠るシリウスの瞼に、偽の目を落書きするA
しかもインクで
ル「ぶふっ…ちょ…これは笑うっ…」
リーマスも、堪えきれずに笑ってしまった。
シ「何だよこれ！？」
起きたシリウスに、犯人だと勘違いされるピーター
ごめんなピーター、骨は拾っとく
【変身術の時間】
『…』
マ「…」
ジ「え…すごい静か…」
ジェームズが、大人しく座り込むAを、珍しいものを見る目で見る。
教壇では、マクゴナガル先生が眼鏡の奥から目を光らせていた。
マ「Mr.ルノワール。授業後に私の部屋に来なさい。
午前中に、多くの先生方から苦情をいただきました。
入学早々指導をしなければいけないようですね。」
『はい先生！シリウス君はどうなるんですか？彼も暴れていました！』
シ「はぁ！？」
隣に座るシリウスをも道連れにしようと、真面目な顔をして手をあげ、Aは反論する。
マ「彼は哀れにも、貴方の悪戯に巻き添えになった被害者です。罪はあなただけのものです。」
『えー…』
マ「良いですね？」
『はーい…』
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作者名：ネクタイピン | 作成日時：2022年3月2日 21時
