自習の誘い ページ26
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『お、セブたん。』
ス「その呼び方やめろ。」
廊下でセブルスに出会い、あだ名で声をかければ、ものすごい顔で睨まれた。
『いいだろ別に。ジェームズ達の前では言わないからさ。』
ス「…ﾁｯ………何の用だ。」
舌打ちをしつつも、一応相手になってくれるセブルス、
ただのいい子だな。
『俺今から図書室行くけど、セブルスもどうかと思って。行く？』
ス「前みたいに騒がないなら、一緒に行ってやってもいい。
お前、ジグムント・バッジの魔法薬之書を持っているだろう？貸してくれ。」
書店で買っていた事を覚えていたようだ。
『いいよ。ならこの後図書室で集合ね。』
ス「あぁ。」
セブルスと一旦別れ、談話室へ戻って勉強道具を用意する
ジ「あれ？A、勉強しに行くの？」
ジェームズがソファに寝転がりながら聞いてくる。
『俺は君たちと違って真面目だからな。』
シ「よく言うぜ。……ジェームズ、フィルチを揶揄いに行こうぜ。」
シリウスが鼻で笑いながら、ジェームズに声をかける。
ジ「いいよ。じゃあね、A。」
『いってら。ほどほどにな。』
ピーターとリーマスも、2人に続いて談話室から出て行った
リ「あ、あの、ルノワール君！」
寮を出る直前、呼ばれて振り返ればエバンズがいた。
『ん？どうしたのエバンズ。』
リ「あの、図書室行くなら、ついて行ってもいいかしら。私もやりたい事があるの。」
少し俯き気味に、エバンズは言う。
『ああ、全然いいぜ。行こう。』
セブルスも、エバンズなら気にしないだろう。
笑顔で承諾すれば、エバンズもパァッと顔を輝かせた。
リ「ありがとう！行きましょ！」
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作者名：ネクタイピン | 作成日時：2022年3月2日 21時
