不登校の子はキャバ嬢でした【夜久衛輔】

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『でも……私はっ…』









君といてはいけないような人なのよ？




なんでまっすぐ見てはっきり言い切れるの。




もしかしたら勘違いかもしれない、




まだあの頃の気持ちが少しだけ



消えきってないだけかもしれない。








久しぶりに会って勘違いしてるだけかもしれない。








それなのになんで、



そんなはっきりと言えるのよ……






夜久「…あーっと、黒尾に少し聞いたんだ。


過去のことは全部受け止めてやる。




俺はそんなこと気にしてない、



それに知って行くうちにどんどんAの事を








たくさん知りたいとも思った、支えたいとも。




…それじゃ駄目なのか？」









ここまでまっすぐで、一途で、






こんな私を愛してくれる人、他にはいないや……




『でも私、夜久くんに背負わせたくな…い』





全部背負わせてまで自分の幸せは手に入れられない。




だから、私のことなんてさっさと……






夜久「俺はっ…好きな女の過去なんか




いくらでも背負ってやる！！





それが重荷になることなんてない、言い切れる。







それに2人で背負えば半分だ……。」





なんて正直な人なんだろう。

なんて真っ直ぐな人なんだろう。



なんてかっこいいのだろう。






それに私はちゃんと向き合わなきゃいけない、




ちゃんと答えなきゃいけない。






いつまでも逃げてばっかでいられない…。









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『夜久くんは、私の隣でいいの？』



なんでこんな質問したかもわからないけど、





もう答えなんか言ってるようなものだ。









夜久「…当たり前だ、だから隣で笑っててくれ。」



『っ…これからよろしくね衛輔？』






久しぶりに会って付き合うなんて




ありがちなパターンかもしれないけど、






ずっと待っててくれたんだね、





夜久「ネクタイ、誰にも渡してねーから」





『……っ！！』





そんな約束とっくに忘れてたと思ってた。



ましてや誰にも渡してないなんて、思ってもなかった。






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『じゃ、今度ネズミーランドで制服デートしよっか？笑』

夜久「まじで言ってる？？」

『え、うん、まじ』







壁すらぶち壊したんだからさ？



しぬまで側にいてよね？







＿＿＿愛してるよ衛輔。






end .

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