40,「ごめんなさい」 ページ40
神楽「ホントにそっくりアルな!」
『?』
神楽「お前アル。セクハラ野郎」
神楽ちゃんは、此方に背を向けたまま言葉を続けた。
神楽「急に幽霊のA連れてきて、勝手に万事屋再結成させて、勝手にいなくなって……」
(……ああ、銀時君か。)
確かに私達の出会いは私と銀時君の頭突きだったからなァ…懐かしい。出会いは突然ってか?
神楽「全部片付いたら…ウイルスが無くなって江戸が元に戻ったら…銀ちゃんは戻ってくるアルか?Aの墓参りさせてやれるアルか?それとも、」
「お前がいなくなったら、また皆バラバラアルか」
『………。』
……この世界での銀時君がどうなっているかは知らない。だが私は生きてるんじゃないか、って思ってる。
だからそこを知らない限りは何とも___
沖田「A」
『ん?』
すると、先程まで銀時君と神楽ちゃんの会話を真剣に聞いていた総悟が話し掛けてきた。
沖田「アンタを守れなかった俺が言える事じゃねェが…俺は、アンタに逝ってほしくない」
『!』
沖田「前みたいに触れられなくても良い、喧嘩し合えなくなってもいい、抱きしめられなくてもいい。ただアンタに、傍に……」
___総悟の表情から、彼は相当傷付いているのだと分かった。彼に一番痛い傷を、仲間を失う痛みを味あわせてしまったか。
土方「総悟、死んでからくらい好きにさせてやれ」
沖田「ッ、けど…!」
近藤「無理強いはしたくないだろう?」
沖田「……はい…」
____嗚呼、こっちまで痛くなってきやがった。
(三人ともごめんなさい。私は幽霊じゃ無いんだよ。五年後の私でも無いんだ)
三人の様子に切なげに微笑みながら、謝罪の気持ちを心の奥底にしまった。
『はは、総悟は今の私からすると四歳歳上なのに私より子供みたい』
沖田「俺だって成長くらいすらァ…………でござる」
ゴメン退化した様に見える。
_____バシャァンッ、!!!
『エッ』
すると、不意に川に銀時君がぶっ飛ばされていったのが見えた。派手な水飛沫が上がる。
『え、もしかして…神楽ちゃ、』
神楽「かっ、勘違いしないでよネ!アイツがセクハラ発言してきたから蹴り飛ばしただけアル!」
あ、それは銀時君が悪いね。
『んじゃ珍宝君はほっといて捜査の続きするかー』
ー
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夢花(プロフ) - 実珠さん» naluhodone☆wakaruwa☆ (2021年5月9日 20時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 夢花さん» そうなのよ……銀魂男子は絶対そういうの大切にすると思うのよ…… (2021年5月9日 20時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - てか、夢主ちゃん死してなお愛されてるのね…ぐへへへへ←は? (2021年5月9日 20時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - 実珠さん» おk!暇やったら見るわ!呪術廻◯戦といい銀魂といい…ネトフリでみなきゃいけないのが増えてきたぜ☆嬉しいけどね☆ (2021年5月9日 20時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 夢花さん» あ、でも夢主が真選組だからちょっと意味分かんないかも。これもネトフリでやっとるで。銀魂完結編、って調べれば出てくると思う (2021年5月9日 18時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2021年1月6日 14時