【銀魂】空から女の子が降ってきました。【劇場版】

36,「襲われました」 ページ36

まあいい。とりあえず協力をするのには変わり無いし。






『はぁー…いいよ、私の方でも情報集めるし』



銀時「クッ、そりゃ良いや。で、ついでに真撰組も…と思ってたんだが」



『ぶーッッ、！！』






すると、真撰組の事を持ち出されて思わず吹き出してしまった。






銀時「その様子だと喧嘩でもしたか？」



『う、だ、だって真撰組大切に思っていたのにこうも簡単に無くなって…まあ近藤さんがあんな風になったし私も勝手に死んだし仕方ないけどなんと言うか…！もう良い私万事屋になる』



銀時「アホか」






ゴッ、と銀時君に小突かれる。






『痛！何で小突くんだい？』



銀時「俺は大歓迎だけどな、ンな事になったらアイツら黙っちゃいねーだろ」






あ、大歓迎なんだ。






銀時「……ったく妬ける話だ」



『ん？』



銀時「何でもねーよ。それと安心しろ。アイツら凄ェ過保護だから」






…………まァ否定はしないけどさ。






『あー、もう！お登勢さんお酒〜…って、あれ』






ヤケ酒だ！と思ってバッと顔を上げるが、お登勢さんはそこに居なかった。






『？何処行ったんだろ』



銀時「買い出しじゃね？」



『え、こんな時間に？？』






ていうかどのタイミングで行ったんだよ。気配消すの上手いね？？






『ま、何はともあれ暫くは銀時君たちと行動する事になるだろうねー』






ははは、と乾いた笑いをしながらカウンターから顔を少し上げる。頭に思い浮かぶのは真撰組の皆。






銀時「何お前。銀さんを嫉妬させたいの？？」



『ん？なに、が＿＿＿＿』






またため息を着けば、思っていたよりも近くから聞こえる銀時君の声。

振り向いたら、すぐ側に彼の顔が＿＿＿＿＿＿






『…………え』



銀時「仮にも自分に惚れてる男の前で他の男共との話たァ……良い度胸じゃん？それとも無自覚ですかァ、お嬢さん」



『っ、』






するりと頬を撫でられて耳元で囁かれて、背筋が粟立った。身をよじれば気を良くしたのか耳をくりっと弄られる。


あ、無理奥まで指入れないで、なんかやだ…あ、でも駄目外も無理、耳たぶ辞めて力込めないで耳輪も無理！！擽ったいしぞわぞわする！やだ！！






『……っん…！』



銀時「やだっつーならあんまし他の男の話すんなよ。分かった？」



『は、はい……』






………………無理恐ろしい。










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