【銀魂】空から女の子が降ってきました。【劇場版】

2,「万事屋」 ページ2

かぶき町へ入り……

辺りを巡回してテロなどが起こってないか確認する。





(うん、大丈夫そうだね。かぶき町もこの頃は意外と静かだし…さてと、万事屋の皆は、と… )





各所確認を済ませ、万事屋の三人を探そうとした。



……探そうとした、のだが。






「オイ神楽！！いつまで団子食べてんだ！仕事に遅れるだろーが！」



「あと十本アル…」



「十！？完全に遅刻になるよ神楽ちゃん！！」



「黙れ眼鏡！！私は団子食べないと死ぬから三十本は食わせるヨロシ！」



「いや無茶あるよ！！」






探す前に見つけてしまった……

声でかいよねあの三人。主にツッコミの新八君。すぐ万事屋って分かっちゃったよ。






『や、大丈夫ー？大変だねェ団子を食べるのが』






苦笑いをしながらも、私は団子屋で騒いでいる万事屋の三人に近付いていつも通り話し掛けた。真っ先に反応したのは勿論新八君。






新八「あ、Aさん！こんにちは、見廻り中ですか？」



『うん、見廻り中に万事屋(主に神楽ちゃんていうか神楽ちゃんにだけ)に会いたくなっちゃってねェ……それで探してたら三人を見つけたから』



銀時「おい()の中見えてんぞ」






細かいことは気にしない！






『それより仕事は？急ぎなんでしょ？』



銀時「やべッ、神楽早く食べ……ってもう食べたのかよ！！」



神楽「お腹一杯ネ…」






あ、神楽ちゃん幸せそう。かわい。






『仕事先はどこなんだい？見廻り丁度終わって暇だし着いていきたいなぁ』



新八「ああ、はずれにある映画館ですよ！行ってもあんまり楽しくないと思いますけど……」



『いいのいいの。それより映画館かー、懐かしいな』






映画泥棒に注意、ってよく映画の前に流れてたっけ？






銀時「A、着いてくるんだったら着いてくるで神楽背負え！！そして走れ！！コイツ自力で走ったら絶対吐く！」



『あーはいはい』






私は神楽ちゃんのお母さんなの？？と突っ込みたくはなったが確かに食後の急な運動で団子全部吐き出されても困るしねー。






新八「はァ、だから食べるなって言ったのに…」



『まあまあ、女の子だってヤケ食いしたい時だってあるのさ』



新八「神楽ちゃんに関しては年中ヤケ食いなんですけど大丈夫なんですか？？？」



『……。』






そのまま私は神楽ちゃんを背負い、四人で映画館へと走り出した。










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