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Aさんはというと、加害者側の数人がみんな退学処分になったことを聞いて、ホッとしていた。それでも暫くはトラウマになってしまうと思うから、大学に行く際は社員の中でまだ在学中の人と必ず行動するようにしたらしい。今は普通に通えるようになることを目標としている。
『……山本くん』
ふと、後ろから声がして。と言っても誰なのかは既に把握しているのだが。こんなに声が綺麗な人は、社内でもそんなにいないからね。
山本「Aさん、どうかしました？」
『うん…今回の件、山本くんのおかげで解決することが出来た。あの時、山本くんが止めてくれてなかったら、まだいじめは続いていたと思う』
そこまで言った彼女は、深々と頭を下げた。
『本当に、ありがとう』
山本「……顔、あげて下さい。
Aさんだって、僕をいじめから助けてくれたじゃないですか。僕は、自分がしてもらったことを返しただけです。お礼なんて良いですよ」
もう良いですから。と彼女に言うと、その言葉に続いて、まわりで話を聞いていたのであろうメンバー達も口々に声を掛け始める。
こう「俺らは、いつでもAさんの味方です」
伊沢「たとえ、お前に拒まれようと」
須貝「お節介かもしれんけどな！！」
福良「これでも桜舞ちゃんのこと、結構心配してるんだからね。伝わってないかもしれないけど」
河村「不器用ですからね。僕達」
川上「もう、一人で悩ませたりさせへんから」
Aさん。貴女のまわりには、貴女を必要とする人が沢山います。能力的なことだけではなく、その人間性も、性格も。外見や仕事面だけじゃない。中身も含めて、貴女の全てに惹かれたんだ。
よくまわりに気を配り、僕らを助けてくれる。だからこそ、自分のことを蔑ろにしないでほしい。
Aさんが僕らの力になってくれるのなら、僕らも貴女の力になりたいんです。
だから、だから、
山本「もっと、頼って下さい」
Aさんのことが、大切だから。
『…うん、ありがとう』
その時に見た彼女の笑顔は、今までの中で一番晴れていたような、そんな気がする。
この時、いじめの呼び出し文と共に送られてきていた何通かのメールにも気づいていれば、僕らは今も助け合いながら、一緒に働いていたのかな。
・
久々の更新……遅れて申し訳ございません。
課題が忙しい…誰か助けて下さい。
長かった、どうかお許しを。
因みに、この話山本さんの誕生日に出す予定……
まぁ、いいか(よくない)。
山本さんHappy Birthday！
24歳おめでとう！
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猫さくらもち - もう最高です！見つけて一気読みしちゃいました！設定の「izwさんがちゃんと挨拶するくらい珍しい」って場所で吹きましたwww確かに珍しいですよね！ (2022年4月13日 20時) (
レス) id: f692ce80b7 (このIDを非表示/違反報告)
すずどら - 菜々さん» メッセージありがとうございます！私生活の方で色々と問題が発生しておりましたが、周囲のサポートもあって解決の兆しが見えています。まだまだ不安定になったり、テストの影響で更新が出来なくなる可能性がありますが、気長に待って頂けると嬉しいです。 (2020年7月19日 0時) (レス) id: caaf2f8cbb (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - 密かに読ませていただいている者です。気長に待っておりますので、自分が納得できる作品を書き続けれるように応援しています。部外者が口を挟んで申し訳ないです。ですが、楽しみに待ってます！ (2020年7月17日 23時) (レス) id: e61bb105c2 (このIDを非表示/違反報告)
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