ぶっちゃけ大好き【 保科宗四郎 】

ぶっちゃけ 、 ページ8

『 急に散歩なんでどうしたんですか。 』

「 まぁ 、パトロールみたいなもんや思ってくれて構わんよ 」

『 今迄そんな事しなかったじゃないですか 。 』

「 昔はよう一緒にしよったやん 、 」

『 何年前の話ですか 、ていうかあれ 、散歩だったんですか 』

「 たった ４、５ 年前の話やろ 。

ただ一緒走っただけやん 」

『 俺からしたら 、割と地獄だったんですけど … 』

防衛隊員志望じゃ無かったから普通に怖かったし保科さんにはすげぇ怒られるし

「 その地獄乗り越えたから今の仁科が居るんやろ 」

『 今の俺もこの前保科さんに全否定されたばかりですけどね 』

「 悪かったって 、

そんで御前この前も聞かれとるって分かっとって言われた無いセリフや言うたやろ 」

『 当たり前じゃないですか 。

保科さん居なかったらもっと安全な人生だったんです 。

それを連れてきて後悔してるなんて巫山戯た事言われたらそりゃ は ？ って思いますよね 』

「 そこ迄キレられるとは思わんかったわ 」

『 別にキレては無いです 。悔しくはありますけど 』

「 なぁ 、ずっと思っとった事聞いてええ？ 」

『 なんですか 。 』

「 なんで方言辞めたん 」

『 方言 … ？

嗚呼 、中ノ島に凄い弄られたからです 見た目に合わないって 。

自分でも似合わないって思ってたから辞めました 』

「 じゃあ 、中ノ島居らんし聞かせてや 。 」

『 何をですか 』

「 方言 」

『 ヤですよ 、似合わないンだから 』

「 命令や 」

『 … そげんとこが良く無かとですよ 』

「 初めて会った時そんな感じやったな 、懐かしいわ

ついでに昔みたいに呼んでや 」

『 流石にそれは 』

「 命令 」

『 … 宗四郎クン 』

「 どうしたんA 」

『 ッ 〜 ！！俺もう思い残す事ないです 』

「 ナカナオリやな 」

『 え 、ナカナオリなんですか 』

「 違うん？ 」

『 あ 、いや 。

そういう事にしときます 』

「 ええ子やな 」

『 保科さんそろそろ本気で俺の事犬だと思ってません？ 』

「 いや 、役立つ部下やと思っとる 」

『 どーだか 。 』

「 心配しとったんやで 、隊長も僕も 」

『 それは申し訳ないですけど 』

「 新人来るし 、しっかりせんとな 」

『 説教ですか 』

「 いや 、踏ん張らせんとなぁって思ってな 」

『 … 勘弁してください … 』

「 次腹に穴開けたら怒るで 」

『 もう怒られてます 』

「 せやったな 」

頑張らんと行けなそうやな …

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