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進路の話 ページ9

それから1週間が経った。

そういえばちゃんと進路について話してないけど
家庭教師ってそういうのは役割ちゃうんかな?


「、、、しげせんせ、進路とか聞かないんですか?」

「お、なんや聞いて欲しいん?(笑)」

「いや、、、家庭教師ってそういうのしないんかなって」

「するで?てか聞かなあかんねん」

「だめやん」

「おう、だめやで」


あ、素でタメになってもうた、とか思ってたら
先生がニヤニヤしてこっち見てた。


「タメええな、なんか仲良くなった感じする」

「いや、あの、すいません、思いっきり素でした」

「、、、かわええ」

「え、?(笑)」

「素の智洋くん可愛い、もっと見せて?」

「何言うてるんですか、(笑)」

「進路の話の前に俺との進路を聞かせてほしいな」

「誰が上手いこと言えと」

「ツッコミ上手なってるやん!!!」

「褒めるところそこですか(笑)」


、、、この人ほんまに家庭教師か?(笑)

私欲かましすぎやろ(笑)


「あー、、、智洋くんが欲しい」

「、、、おあずけです」

「ん、、、?」

「軽い男じゃないんで」

「いや、絶対俺のこと好きやん!!
何を今さら恥ずかしがってんねん!!
もう1週間同じ屋根の下で過ごした仲やろ?!」

「やめてくださいよ一緒に寝たみたいな言い方(笑)」

「じゃあ寝よ、ほら、智洋くんのベッドで」


ベッドを指さされて顔が熱くなってくる。

冗談やのに恥ずかしくてしゃーない。

ぺち、と軽く先生の頬を叩いた。

先生の大学→←誰かのせい



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作者名:水無月こすも | 作成日時:2021年8月16日 20時

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