1ヶ月半の家庭教師《JW赤×緑》 (ページ5)

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喉の動きページ5

「こんにちは〜」

次の日、しげ先生がふらっと現れた。

何時ってのはあんまり決まってないみたい。

ちなみに今は13時半。

大体1日4時間てことは決まってる。

4時間も拘束されるのキツいな、、、。

「智洋くん、こんにちは」

「あ、こんにちは。
しげせんせ、お茶持っていきますから先にどうぞ」

「ほんまぁ？
外めちゃくちゃ暑かったから有難いわ、
ほんならお言葉に甘えてっ」

今日はクーラーの温度を最初から下げといた。

なんや先生体温高そうやし外も暑そうやったから。

冷えた麦茶を2人分用意して、
自分の部屋に運んだ。

、、、制汗シートで汗を拭ってる先生に、
また目が釘付けになる。

なんやろ、あの色気。

なんで俺の心臓はこんなにドキドキしてるんやろ。

首、鎖骨、腕の血管、、、。

部屋の入口で突っ立っていると、
先生がこちらに気付いて片手を上げた。

「ありがとーな？家庭科得意そう、(笑)」

「っあ、得意ですよ、料理作るの好きなんで」

「そうなんや、いつか食べてみたいわ」

どうぞ、と差し出した麦茶を一気にあおった先生。

飲み込む瞬間の喉の動きを
横目でチラチラ見てしまった。

俺は緊張してんねや、きっと。

いや、絶対そうや。

俺も先生と同じく、一気に飲み干した。