1ヶ月半の家庭教師《JW赤×緑》 (ページ33)

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大好きの確信ページ33

「大毅に距離取られてるんでしょうか、、、」

「いや、そんなことない。
受験生やから、勉強に集中させてあげたいんやろ。
しげは何も言わんと離れるなんてことはない。
これは絶対に。」

「そうなんですかね、、、」

不安は拭えない。

流星さんの顔を見るのもままならなくて、
ずっと下を見ていたら「あほ、」と頭上で声がした。

大好きな、声やった。

「俺に内緒でともと会うなんて、」

「こうでもせんとお前動かんやろ。
彼女泣かせんな、不安すぎて勉強手につかんって。」

「ちょ、俺そこまで言ってな、」

「でもそういうことやろ、
その顔とその気持ちで勉強に身が入るわけがない」

その通りです。

「あとはお2人でどーぞ、支払い済ましとくから」

「え、あ、ちょ、りゅーせーさん、」

伝票持ってヒラヒラと手を振る流星さん、
めちゃくちゃイケメンやった。

「とも、、、」

「大毅、もうっ会えんの嫌やって、
寂しかった、俺んこと嫌いなった？
なんで会ってくれへんかったの、大毅っ、大毅っ、、、」

抱きついて大毅の体温感じたら、
余計に涙が止まらなくなった。

背中に腕が回ってキツく抱きしめられる。

全部久しぶりで、安心して、
不安にさせられたけどやっぱり大好きって確信した。