1ヶ月半の家庭教師《JW赤×緑》 (ページ34)

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〇〇としての役目ページ34

一旦店の外に出て、ゆっくり話せるところへ。

まぁ公園なんやけど。

「、、、ごめん、ごめんな。
準備しててん、来年の。忙しくて。
ともも受験生やし、もう俺の家庭教師の役目は、、、」

「彼氏としての役目は？」

「え、？」

「彼氏として彼女を悲しませないっていう役目は
果たしてへん。」

「、、、ふふ、そやな。
でもともも受験生としての役目果たしてな？」

「んん、頑張る。でもそれには大毅が必要。」

「俺も頑張るわ。ともも一緒に頑張ろ？」

笑顔で頷くと、優しく頭を撫でてくれた。

その優しさが久しぶりで暖かくて、
こんなに愛おしいと思えて幸せで。

その撫でてくれた手を握って
手の甲に口付けをひとつ落とせば
大毅は顔を真っ赤にして背けてしまった。

「なんで目合わせてくれないんですか〜」

「ともが悪いねん、とものせいや」

「寂しかった仕返しじゃ！」

「こんな可愛ええ仕返しなら大歓迎やわ！」

相変わらず赤面して目を泳がす大毅に、
無理やり目を合わせてニヤニヤすると
デコピンくらった。

「そない煽って、どうなっても知らんぞほんま」

「大毅は酷いことしやんもん」

「、、、んん、まぁな」

3ヶ月の寂しさを埋めるように、
ずっと肩を寄せあって離れられなかった。

磁石でも付いてるんかな。(笑)