New Story 2

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知：…こっ、この数字ですわ。

隣から、声が聞こえて…、答えを見せてもらう…

いっ、いいのかな…、こんなので…？

あ：うっ、うん…

数字だけ、覚えて…

立ち上がって黒板に向かったけど…

ダメだ…、

極度の緊張で、思うどおりに足が動いてくれない…


ガタッ…

こけてしまったっ…！

あ：いっ、痛いっ…。でも、いっ、行かないと…

立ち上がろうとしたけど…

ちっ、力が…、入らなくて…

立てないっ…

知め：あおいちゃんっ!!

女の子二人に抱え上げられて、気がついたら、教室を出てた…


教室の外で…

あ：ごっ、ごめんね…、わっ、私のせいで…、せっ、先生の話…、聞けなくて…
め：いいよ♪気にしないでよ〜
知：そうですわ…。今はゆっくり休みましょう〜
あ：うっ、うん…

本当に申し訳ない…、

学校にくるたびに…、こうなって…。

毎回、気分がわるくなって…

こうやって、迷惑かけて…

学校自体は、大好きだよ…

でも、こうなるのがイヤ…

何事も起こさずに、家に帰れた方がすくない…

ほぼ毎回、なんか起こして、早退してる…

今日だって、まだいたい…、

家に帰りたくないよ…。

保健室の先生には…

かる〜い捻挫だって言われた…、

学校は来ていいけど…、歩く時には気をつけないといけないんだって…

4時間目の授業が終わって、きっ、木之本さんと中国の男の子も入ってきた

本当に、申し訳ないっ…


平：今はなぁんも言わんでえぇの…
あ：うん…
め：そうよ♪だって…、今日、楽しかったでしょ？

…えっ、楽しかったって？

驚いて、中国の子の眼をみた

あ：…えっ？
め：だって…、来てすぐの時間はずっっといれたし、国語だって当てられなくて…、嬉しそうだったじゃない♪
あ：うっ、うん…。

たしかに…、嬉しかった…

今日こそ、何も起こらず家に帰れるって思って…

でも…、

あ：でっ、でも…、次の時間で…
知：そうでしたわね…。前に進もうとして、こけてしまわれましたわ…
あ：うん…、

なっ、なんで…､あてられるの？

まいかい…

だって…、ほとんど分からないのに…

勝手に…、涙が出そうになる…

出したくなくて…

気がついたら、声に出てた…

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