アンドロイドと少女と人間【wrwrd】 (ページ41)

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A視点
目を覚ますと、ベットの上だった。

薬品の匂いがする。
背中がひんやりしてる？なんか塗られたのか…

『…だれか？』

sn「あ、起きたのね〜おはよう。大丈夫？」

『うん。ゾムさんは？』

sn「wwゾムはね、見回り行ったよ。」

『そっか。』

sn「エースじゃなくてゾムに依存してる？」

『！？』

してない…違う。

ただエースが愛してくれなくなった分ゾムさんが愛してくれてるような気がして。

『違う。』

sn「無理してるでしょ？」

『ッ…してるよ。エースが私を拒絶してるんだもん。』

sn「なにか意図があるとは考えないのかい？」

『考えるよ。分かってる。エースがいなくなった時に私がダメにならないようにでしょう？』

sn「僕にはわかんないな。」

『もういいの。私もいい加減進まなきゃ。』

ベットから身体を起こし、靴を履き直す。

sn「安静にしてるんだの？分かってる？」

『うん、程々にするよ』

医務室をでて、部屋に戻ろうと歩き出す。

mb「…ねぇ…やばぁ」

周りからヒソヒソとした声が聞こえる。

あぁ。陰口ってやつか。

『システム：感情OFF』

【システム：エラーそのようなプログラムは見つかりません】

『…パパ酷いよ』

感情邪魔だよ…ほら。涙が出てきちゃうんだよ。

邪魔だよパパ。

やっとの思いで部屋にたどり着く。

部屋の中にはこの前まであったエースの荷物が全部無くなってた。

一人部屋。

朝起きても誰も来ないし。着替えだって自分で選ぶし。

当たり前のことだけど、いきなり1人になると辛くなる。

『今日は何もしない。』

寝よう。何も考えずに。

これ以上考えたら行けない。寝なきゃ…

『誰かに依存してないと生きていけないわけじゃない。』