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1.つづき ページ5

a「よし。逃げきれた…がどうしようか」

『私は大丈夫。エースがいればどこでも寝れるよ。』

a「いやダメだ。ちゃんとした施設を探そう。」

『いいって。』

a「…下山は少しリスキーだ…」

『はぁ…聞いてない…あ、』

そういえば、入山する時小屋っぽいの見つけたような気がする。

a「どうしたA?」

『頂上の方に山小屋みたいなやつあった気がするんだけど…』

a「…なるほどな。行ってみるか。」

『なかったらごめん。』

a「すぐ謝るのやめろって。さ、行くぞ。」

エースはまた私を抱き上げて歩き始める。

『…大丈夫なのに。』

a「ナノロボットが怪我を手当してるから。しょうがない。」

『…嘘つけ。それでも動けるの私知ってる』

a「…俺は知らない。」

上に進むにつれて険しくなる。

エースは私を強く抱きしめて歩く。
凄く安心感…エースの腕の中で私はさらに体をしぼめて目を瞑った。
視点エース。
a「…寝たのか。」

山道を進んで5分。ようやく山小屋が見えてきた。

a「寝顔可愛いな…」

Aが可愛くて仕方ない。傷つけたくない。誰にも触れさせたくない。

a「俺のかわいいA…いなくならないでくれ」

山道をさらに進んで5分
山小屋にはあかりがついている。

a「…小屋ってでかさじゃねぇな。」

屋敷のようにデカい。それに誰かいるな。

a「いい人だといいがな。」

ドアをノックする。

na「はいー」

出てきたのはパンダのパーカーをきた男。

a「すみません…道に迷ってしまって。一晩だけ止めて貰えませんかね」

na「いいですよー。けど、うち男しかいなくて。大丈夫ですかね?」

a「はい。すみませんありがとうございます。」

良かった。いい人で。

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作者名:ゲルマニウム3世 | 作成日時:2022年7月14日 10時

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