番外編2！ ページ36
蜂蜜side
『まっ、まふくん、大丈夫？w』
ま「だ、だいじょばない…」
初詣の為に近くの神社まで来たまでは良かった。
けれど思った以上に人が多く、歌詞さん達と人混みではぐれてしまった。
一人ではなくまふくんと二人なのはまだ良いけれど、まふくんがかなり人混みが苦手(というか嫌)らしく、さっきから小さく「無理無理無理」を連呼しながらコートの裾を掴んでくるのだ。
『萌える…』
ま「ん…？どうかした？」
なんでもないと返して、辺りを見回す。
こんな時に限ってスマホをシェアハウスに置いてきてしまったから、誰かに連絡することも叶わずじまいなのである。
『取り敢えず、動こっか』
止まったままじゃ邪魔になるし、と歩き出すと裾からまふくんの手が離れた。
ま「…こっちの方が、絶対はぐれないでしょ？」
頬を少しだけ染めて、まふくんは私の右手の指とまふくんの左手の指とを絡めた。
そう、所謂恋人繋ぎ。
今度は私が頬を染める番で、赤くなる顔を左手で隠しながら、ぎゅっと握り返した。
う「なんだあのリア充…」
天「真冬のくせに月弥ちゃんとぉ？もっと良いヤツいそうな気もするけどね…」
そ「うら月落ち着いて、あれは結ばれて良いリア充」
l「まぁ、あの純粋な月弥とあのコミュ障まふが頑張ってんやから、結ばれて良いんじゃない？」
桜「高2と大1の余裕さの違いよ…」
歌「ま、わざとはぐれて正解かな？」
(((策士はこの人)))
────────
おしまい！初々しい！←
ストーリーの中だと平和にお正月迎えられそうにないので番外編！
そして明けましておめでとうございます！
今年もこんな月見だんごをよろしくお願いします
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作者名：月見だんご | 作成日時：2017年8月21日 23時
