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161.荒れる ページ34

桜餅side


リビングに全員集まると、歌詞さんとスタッフさんが運転する車に二手に分かれて乗り込んで会場まで向かう。



ちなみに歌詞さんの方はそらるさん、うらたさん、天月さん、luzさん、月弥と優衣。

なんとも静かそうなメンバー。



それに比べてスタッフさんの方は、まふさん、坂田さん、96ちゃん、由乃、そして私。

…なんとも煩いメンバーなのだ。

後から乗ってくる灯優のお二人は果たしてどんな惨状を見ることになるのか←

先が思いやられる、とため息をついて車に乗り込んだ。




天月side


天「…ん?」


歌詞さんが運転する車に乗り込んで数十分。

誰かからLINEが来たのだ。

こんな時に誰だよと思いつつ画面を開く。


天「…は?」


正美<たすけっt

正美<かるくしにそう

正美<だれか


どんな内容だよと心の中で突っ込みながらも返信をする。



  生きてるか>翔太

正美<しんでる



いや会話噛み合ってなさ過ぎだろと苦笑していると、通話がかかってきた。

天「もしもー「兄さんマジでしぬ助けてHelp me!あ、ちょっ」…大変そうだね」

つくづく此方の車で良かった、としみじみ。


桜「何が大変そうだねよ!こちとらまふさか96ちゃんと由乃がうっさいの!唯一の常人の灯油さんは目ぇ瞑って現実逃避だし優はイヤホン付けて返事もしない!なにこれ地獄!?」

天「まぁもちつきなよ」

桜「餅なんぞつかねぇよ」


即答のボケとツッコミをかまし、正美は困った様に話す。

「ほんとに車の中なのに暴れてs…あちょっ、96ちゃん!?」

そして通話が途切れる。

…俺は後ろの正美達が乗っている車に向かって手を合わせた((

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作者名:月見だんご | 作成日時:2017年8月21日 23時

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