ちぐはぐな[リズム]は歌い手様に好かれました。Part4! (ページ10)

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137.説教タイム。ページ10

キャラメルside

キャ「···(；^ω^)」

『でもさ96ちゃん、タイミングってあると思うんだよね。返事が無いからドア蹴破って中に入るとかあり得ないよね、常識的に考えて』

歌「月弥ちゃん、そろそr···」

『歌詞さんも歌詞さんですよ。歌詞さんならこんな猫と月と厨二病なんて止められるでしょうが』

只今絶賛月弥の説教タイムです

そういえば双子ちゃんにもそんなのあったようn((

てかさ、高１～大3までいて全員中３に叱られてるとかどうよ。シュール過ぎじゃない？

キャ「···月弥、思いきり理事長空気にしてる」

『あ』

月弥が恐る恐る後ろを振り向くと、理事長はさっきと同じように椅子に座ったまま、私達が入ってきた時と同じような表情をしていた

「────真面目で有名な伊東、成績優秀で知られている天宮と一ノ瀬、教師になんだかんだでいつも怒られている黒山···普段は関わりの無い高校生と大学生だが、知り合いなのか？月弥」

9「理事長それ私何気ディスってますよね」

『(スルー)はい、以前に話した今私が住んでいるシェアハウスに、ここにいるメンバーで住んでいます』

月弥がそう言えば、少しだけ理事長が目を見開く

坂「あれ、そう言えばなんで俺らここに来てるんだっけ？」

l「さかたん今の発言でアホがバレたよ···」

そ「ライブの許可取りに来たんでしょ」

そらるさんがそう言うと、理事長が動きを止めた

どうやらそらるさんの言葉で私達と皆が同じライブに出演依頼が来ている事が分かったようだ

─────察し良すぎかよ←

『···世の中がそう甘くない事位分かっています。この年じゃ危険だって事も。アンチだって増えるだろうし、学校で何かあるかも知れません。それでも』

月弥は一度言葉を切り、まっすぐと理事長を見据える

『それでも私は前に進みたい。私を支えてくれた、皆と』

そう、きっぱりと言い切った月弥の目は、とても綺麗で

再び長い沈黙が降りる

「───────後悔だけは、絶対にするな」

そう言った理事長の瞳には、さっきまであった鋭い光が消えていた

キャ「と、言う事は···」

私がそこまで言うと、理事長は頷いた

『···あ、ありがとうっ、ございます────！』

そう言って頭を下げた月弥の声は、どこか震えていた