憧れの ページ7
＿＿＿＿＿
レッスン中。
「あ、司。そこの振りなんだけど＿＿＿＿」
Aはプロのダンサーというわけではないが、動きや魅せ方、全体のバランスを確認するくらいはできる。
やはり最年少ということもあって、先輩たちに比べると司はまだまだ発展途上といった感じだった。
努力家の司にばかり指摘するのも気が引けるが、ここはKnightsの成長のために頑張ってもらいたい。
「これでいけそう？」
「.........はい。ありがとうございます」
素直に受け入れてはいるものの、決まりが悪いのかAと目を合わせようとはしない。
自分だけ遅れを取っていることを気にしているのだろうか。
先輩方のレベルが高すぎるのであって、司が特段見劣りするわけではないのだが。
「すみません、Drinkの補充に行ってきます」
司はひと声かけて、スタジオを出て行った。
少し詰め込みすぎただろうか。
地元のアイドル養成学校でプロデューサーとしての経験はあるが、今日からは土地が違えばメンバーも違う。
新入りなのだから、探り探りやっていかなければならないが、Aにも不安な要素はあった。
「出しゃばりすぎたんでしょうか.........」
「あらァ、そんなこと気にしなくていいのよ♪ これも司ちゃんには必要なことだから」
嵐がなだめるようにAの肩をぽんと叩く。
「司ちゃんは確実に成長してるんだけど、あなたみたいな一人前の子が急に現れて焦っちゃってるのよね」
「一人前なんて、私はまだまだですよー」
自分では本当にまだまだだと思っているのに、「もう、謙遜しちゃって〜！」と嵐にからかわれる。
「とにかく、司ちゃんはちょっと不器用なのよ。Aちゃんのアドバイスは正しいから安心して♪」
「はい。私はKnightsのことも司のことも応援してるので、どんな扱いでも構わないんですけどね〜」
Aは前々から憧れていたKnightsのプロデューサーになれたのだ。
当然一筋縄でいくとは思っていないし、もっともっと工夫できるところがあるはずだ。
「やだAちゃん健気！」と嵐が1人ではしゃいでいるうちに、司が戻ってきたので練習を再開した。
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トド(プロフ) - にんじんさん» そんなに楽しみにして頂いてたとは！！嬉しいお言葉ありがとうございますー！！今後の励みになります！ (10月2日 19時) (
レス) id: a788b41716 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！毎回の更新楽しみにしてて朝に読んでテンション上げて行くのが日課になってました！！ありがとうございました🙏 続編も楽しみにしてます！ (10月2日 18時) (レス) @page47 id: 96c9f21394 (このIDを非表示/違反報告)
傘(プロフ) - ありがとうございます！！本当に嬉しいです😭 (8月23日 22時) (レス) id: 6ab8a556b3 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - とても面白いので更新楽しみにしてます！ (8月23日 22時) (レス) id: 44f6912c5a (このIDを非表示/違反報告)
傘(プロフ) - ^^さん» そうですね。評価ばかりどっと増えたので、同じ方が入れてるのだと思います。 (8月18日 22時) (レス) id: 6ab8a556b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トド | 作成日時：2023年8月18日 19時
