152話 「超余裕！銃兎さんがナイフ一本で寄生体攻略」 ページ8
本日のBIOHAZARD４は寄生体おじさんを倒して終わった。
寄生体にビビり倒した俺は案の定一回死んでしまい、銃兎さんにぶん投げた。銃兎さんはなんてことないって顔しながら倒した。ナイフで。いやもうどうなってるんですか。
『銃兎さんかっけぇ』
「慣れれば誰でもできますよ」
『いや、なんかもう……その顔でこういうの上手いの意外すぎて』
「その顔って……どういう事ですかそれ」
『んー、ギャップがすげえってことです』
セーブポイントまでサクサクと進めてくれた銃兎さんがセーブまでしてくれたので、そのままゲームを終了。あー、寄生体怖かった。実際やってみるとこんなに難しいんだなあってことが分かった。
くぁ……と欠伸を漏らせば頭を撫でられる。
「ゲームのし過ぎですか？」
『いや、そんなことないですけど』
「そういえば料理の材料費、渡してなかったですね」
『そんな、お気になさらず……宿代みたいなもんですし』
「掃除と料理してくれてるじゃないですか。出しますよ」
『趣味ってことで』
「じゃあ充電代ということにしましょう」
『それ言っちゃったらスマホのリアル充電代がかかってますけど……』
「あー……もういいんですよ。大人しく貰ってください」
なんと言おうとバッグにでも突っ込んどきますからと付け加えられてしまっては諦めるしか方法がない。
掃除だって俺が好きでやってるし、お金取ろうなんて下心は本当にゼロだった。なんならゲームも貸してもらってるし……やっぱり俺が受けている恩恵の方が大きい気がする。
『……なら、充電します？』
「ではお言葉に甘えて、そうさせてもらいます」
隣に座っている銃兎さんにぎゅうっと抱き着く。
ハグはストレスを三分の一飛ばすことができるらしい。俺なんかのハグで銃兎さんのストレスが飛んでいくかは知らないけど、本人が充電というくらいだから何かしらの効果がある筈。うん、そう思っておこう。
「はぁ……あなたもうここに住みません？」
『えっ、いや流石に申し訳ない……でも理鶯さんのとこに居座るのも申し訳ないんですよね。邪魔って思われてないとも限らないですし』
「それはないと思いますよ」
『まあ、理鶯さん底なしに優しいですしね』
今夜も銃兎さんにハグされたまま寝ることになりまして。ええ、ベッドの上です。
俺は抱き枕になる運命なのだろうか。常に誰かに抱き着かれたまま寝ている。いや、あったかくていいんだけどさ。そして今日も今日とて銃兎さんの顔が好き。無理。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 274人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マカロニ - 夢野さんとの絡みが凄く楽しみです。どのように知り合うのか…。これからも楽しみにしています。 (2019年5月6日 20時) (
レス) id: 9866c7f19c (このIDを非表示/違反報告)
蛇58(プロフ) - 推しってONE PIECEでの推しとかだと思った〜マジびっくり (2019年4月8日 23時) (レス) id: 0dda0db49d (このIDを非表示/違反報告)
霊夢どうふ - バイオお好きなんですね……私も大好きです。母がガチ勢です。一章の泣けるぜとあうんから察してましたけどばいおおおお((作者さんと語りたいですアシュリーのぱんつとレオンの尊さとエイダ様の美しさについて。面白いです！！更新頑張ってください！ (2019年3月24日 0時) (レス) id: bd41a59bf6 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - こ、これからもお体に気をつけて頑張ってください！( *｀ω´) (2019年3月23日 22時) (レス) id: 15c63c8bdd (このIDを非表示/違反報告)
椿 - も、もう…しゅき、しゅきすぎる………！(語彙力の低下) (2019年3月23日 22時) (レス) id: 15c63c8bdd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
