149話 「人のロック画面って気になるよね」 ページ5
夕飯の下準備を手伝ってくれた理鶯は夕方には帰っていった。
サラダを盛りつけ終わって、捨てるところを銀に差し出す。シチューはコトコトと火をかけているので混ぜながら銀がむしゃむしゃしている様を眺めているわけだが。
『……俺、何やってんだろ』
そもそもなんでこの世界に来たんだろ。
ソファの横にある俺のバッグ。その中に隠すように入ってるマイクを思い出してため息をついた。
午後七時。
玄関が開く音でリビングから出て様子を見に行けば銃兎さんがいた。お早いお帰りで。
『おかえりです。はやかったですね』
「運よくですけど」
『今日はビーフシチューとサラダなんで。先、風呂入ります？』
「じゃあ、そうします。銀も入りますか？」
「キュ！」
嬉しそうに返事をした銀を銃兎さんの肩に乗せる。うわー、ダブル兎だ。
イケメンと小動物って絵になりますね。
『すんません、よろしくお願いします』
「構いません」
脱衣所に入って行った一人と一匹を見送ってキッチンに戻った。なんか簡単なのもう一品作ろうかな。あ、厚揚げあるわ。
『んじゃ、厚揚げ切って……豚の薄切り肉買ってたからそれで巻いて焼くか……チーズ一緒に巻いたら美味いかな？味は、味噌でいいか……シチューとの相性は知らん』
俺が豆腐を食べたいんだってことで許して頂こう。
シチューをもう一度温めながらフライパンを取り出した。
「ん、これ美味しいですね。中は厚揚げですか」
『あっはは……手抜き料理褒められた』
風呂から上がった銃兎さんとご飯を食べているがいの一番に褒められたそれは……うん、手抜きもいいやつなんすけど……褒められて嬉しくないことはないが複雑だ。
シチューも褒めてくれた。ドレッシングを手渡しながら気になったことを口にする。
『なんでこんなに早かったんですか？』
「あぁ……まあ、色々あってですね」
『そっすか……あ、そうだ。今日は理鶯来たんですけど、BIOHAZARDめっちゃ上手いんですよ』
皿の片付けも終わり、パソコンと向き合っている銃兎さんを横目に見ながらソファに向かいかけた時、銃兎さんのスマホが光った。恐らく何かしらの通知が来たんだろうが……
『んッ！？』
「どうしました？」
思わず二度見。
点灯したスマホのロック画面に映っているのは紛れもなく俺だった。いや、顔はそんなに映っていないが、青く燃えている左腕はこの前の俺の状態である。つかこんなことになる人間はきっと俺以外にはいない。俺じゃん。
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マカロニ - 夢野さんとの絡みが凄く楽しみです。どのように知り合うのか…。これからも楽しみにしています。 (2019年5月6日 20時) (
レス) id: 9866c7f19c (このIDを非表示/違反報告)
蛇58(プロフ) - 推しってONE PIECEでの推しとかだと思った〜マジびっくり (2019年4月8日 23時) (レス) id: 0dda0db49d (このIDを非表示/違反報告)
霊夢どうふ - バイオお好きなんですね……私も大好きです。母がガチ勢です。一章の泣けるぜとあうんから察してましたけどばいおおおお((作者さんと語りたいですアシュリーのぱんつとレオンの尊さとエイダ様の美しさについて。面白いです！！更新頑張ってください！ (2019年3月24日 0時) (レス) id: bd41a59bf6 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - こ、これからもお体に気をつけて頑張ってください！( *｀ω´) (2019年3月23日 22時) (レス) id: 15c63c8bdd (このIDを非表示/違反報告)
椿 - も、もう…しゅき、しゅきすぎる………！(語彙力の低下) (2019年3月23日 22時) (レス) id: 15c63c8bdd (このIDを非表示/違反報告)
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