46話 「ウサポリ公とは」 ページ49
ほぼ横並びで薪置き場に向かいながら歩く。
話題がないのが辛く、そういえばと先ほど左馬刻様が言ってたことを聞いてみることにした。
『えっと……入間さん』
「なんです？」
『ウサポリ公って……ポリ公はまだしもウサってなんですか？』
「ああ。私の名前、銃に兎って書くんですよ」
『ああ、なるほど……うおっ！』
「キュ？」
一人で納得していると俺の服の中に隠れていた銀が顔を出した。
小首をかしげて俺を見ている。
『あ、いや。呼んでねえ、呼んでねえよ』
「ブゥブゥ」
『ごめんって。出すタイミングというかちょっと怖かったから』
どうやらずっと服の中に入れっぱなしだったことが不服らしい。
掌に銀をのっけて謝り倒していれば入間さんがじっと見ていることに気づく。
『あ、相棒の銀です』
「キュ！」
「これはご丁寧に。私は入間銃兎と申します。私の名前にもウサギが入っているので、お仲間ですね」
前足を上げて元気に挨拶をした銀に、綺麗な笑顔で自己紹介をした入間さん。銀はというと目をキラキラさせている。どうやら銀のお眼鏡にかなったらしい。こいつ気に食わない奴にはドロップキックなので、このリアクション＋大人しく撫でられている様子からすると相当優良物件だったのだろう。
『おー、よかったな銀。あ、こら』
入間さんが撫でている指にしがみつきやがった。やめろと止めようとしたが、入間さんが気にしてないというように銀を抱き上げたので「まあいいか」と銀の好きなようにさせる。
もしかしたら銀も俺と同じように、知らない世界に来て緊張してたのかもしれないしな。
「ふふ、可愛いですね」
『いや、でもコイツたまに可愛げがなくって』
「そうなんですか？」
銀をのぞき込むように聞く入間さん。そんなことないというように首を振りやがった銀。おいコラてめぇ嘘ついてんじゃねえ！
結局戻ってこいと言ってもふいっとそっぽを向きやがったので銀は入間さんの肩の上だ。
『そういえば、さっきなんで噴出したんですか？』
「ああ……あれは、ふふっ」
あたかも今思い出したようにこっそり気になっていたことを聞けばまた笑う入間さん。
えぇ……と困ったように見ていれば「失礼」と顔を引き締めてから説明してくれた。
「左馬刻に様をつけろと言われて素直につけたのが面白くてですね……」
『え、つけなくてよかったんですか？』
「まあ「サン」くらいで妥当だったと思いますよ」
『でもあの人ちょっと怖いんで様をつけ続けます』
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カルラ - ゴファッ！！ なんだこれは、、、、、 めっちゃいい！ (2019年5月22日 16時) (
レス) id: 92a66c530f (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - たぬきなたぬたぬさん» ありがとう……ございます……(´;ω;｀)これからもよろしくお願いします！ (2019年3月2日 13時) (レス) id: 9eca42e73b (このIDを非表示/違反報告)
たぬきなたぬたぬ - ほんとに.....なにこれ......すき.......。 (2019年2月26日 21時) (レス) id: 83afc62697 (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - だまこさん» 理鶯推しがここにｗありがとうございますｗ (2019年2月18日 18時) (レス) id: 9eca42e73b (このIDを非表示/違反報告)
だまこ(プロフ) - 理鶯が1番好きなんじゃあ (2019年2月18日 17時) (レス) id: 3c83364c40 (このIDを非表示/違反報告)
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