切裂き王子の恋3 (ページ50)

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prince the ripper ページ50

ベル｢ボスがAを独り占めとか…マジで殺してぇ｣

フラン｢ベル先輩ー。ヤキモチですかー？｣

ベル｢うるせぇ(怒)!!｣

フラン｢…｣

ベル｢おい、カエル…お前マジ殺していい？｣

フラン｢ぇぇ!?ボスじゃなくてミーですかぁ？｣

ベル｢ぇぇ!?じゃねぇよ…てめぇ何で笑い堪えて震えてんだよ(怒)｣

フラン｢あ…結構頑張ってたんですけどバレてました？｣

ベル｢死ね｣

フラン｢だって…先輩前に言ってたじゃないですかー？ボスが弱かったらとっくに寝首かいてるってー｣

ベル｢まぁな…｣

フラン｢殺したくても殺せない…天才堕王子…ﾌﾟｸｸ…｣

ベル｢てめぇ(怒)｣

フラン｢まぁ…冗談は顔だけにして｣

ベル｢あ゛(怒)？｣

フラン｢ベル先輩のお兄さんて…Aを姫にしたいんですかねー？｣

ベル｢なんだ…お前もそう思ってたのかよ｣

フラン｢堕王子のお兄ちゃんですしー。血は争えないっていうかー｣

ベル｢フン…｣

フラン｢でも心配無いですよー｣
ベル｢あん？｣

フラン｢だって…確実にベル先輩より嫌われてると思いますもん…お兄ちゃん｣

ベル｢オレよりって何だよ(怒)オレは嫌われてねぇし!!｣

フラン｢あ゛で゛っ!!もう殴ることないじゃないですかー｣

ベル｢嫌われてようがジルは自分の欲しいもんは必ず手に入れる奴だ｣

フラン｢そっくりですねー。さすが双子ー｣

ベル｢いちいち茶々入れんなカエル!!……アイツはオレからAを奪って自分のもんにして…その後、オレたちを殺る…ボンゴレもな｣

フラン｢それは無理ですよー。だって…所詮ベル先輩のお兄ちゃんですしー。前にボスにも簡単に消されてますしー｣

ベル｢あん時は…Aがいなかったからな｣

フラン｢あー確かに…｣

ベル｢オレはAが起きる前にジルを殺りてぇ…｣

フラン｢そんな事したらボスに殺さないですかー？｣

ベル｢ししっ…バレなきゃいいだろ。だってオレ…prince the ripperだぜ？｣

フラン｢意味がわかんないですけどー｣

ベル｢だーかーら…お前、少し死んでろよ｣

フラン｢ぇ…｣

ベルはフランの腹にかなりの強めのケリを入れる

フラン｢ギャ!!｣

フランはその場に倒れ込む

ベル｢うしし…マジで死んでくれてることを祈ってるぜカエル｣

ベルは隊服に着替える

ベル｢ボスは風邪…スク先輩はうるせぇし…オカマと変態オヤジは…要らねぇ…｣

ベルは舌なめずりをする

ベル｢ししっ…逃げた手下の血を辿ってけば…｣

そしてベルは宿を一人で飛び出した