切裂き王子の恋3 (ページ17)

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おしるこページ17

スクアーロ｢ったく…いくつ買ったんだ｣
スクアーロは溜息を吐く

スクアーロ｢俺の分もまだ残ってるのか？｣

A｢スクアーロ様の分もお部屋に届けてあります…｣

XANXUS「A…ん!!」

AはXANXUSの口に入れる

スクアーロ｢てめぇはAを使用人扱いしてんじゃねぇぞぉ!!何を甘えてんだ(怒)こんなとこ誰かに見られでもしたら暗殺部隊のボスが…っていい笑いもんだぞぉ!!んなもん一人で食えるだろぉがぁ!!｣

A｢違うんです!!XANXUS様にこのまま渡すと…｣

スクアーロ｢あ゛？｣

A｢飲み込まれてしまうので…｣

スクアーロ｢飲み込む…だとぉ!?｣

A｢はい…(苦笑)｣
XANXUSはスクアーロを睨む

スクアーロ｢たしか昔、何回か…ルッスの作ったおしるこ餅を飲んで喉に詰まらせたことがあったな…｣

A｢おしるこ餅を飲んだんですか!?｣

XANXUS「余計な話するなら消えろ…カスザメ」

スクアーロ｢明日からのスケジュール変更の報告に来たんだよ!!今日は沢田のガキ共とろくに話ができなかったろ…｣

XANXUS「沢田…」

スクアーロ｢だから明日はもう一度沢田のところに行く予定だ｣

XANXUS「Aも連れて行く」

スクアーロ｢あぁ…そのつもりだ｣

XANXUS「明日の昼は流しそうめんをする」

A｢流しそうめん…｣

スクアーロ｢な゛!?｣

XANXUS「Aは…やった事ねぇだろ…カスザメ準備しとけ」

スクアーロ｢こんな季節外れに流しそうめんかよ…｣

XANXUS「A」
A｢はい｣

XANXUS「お前は写真を撮りたいと言っていたな」

A｢はい!!｣

スクアーロ｢分かった…それも用意しておく｣

XANXUSはフンッと鼻で笑うと口を開ける

スクアーロ｢まだ食うのかよ…腹壊しても知らねぇぞぉ｣
XANXUS「ぶはっ!今更この程度で…腹なんざ壊す訳ねぇだろ」

スクアーロ｢零地点突破食らった外面的なもんと、内蔵は話が別だろうがぁ!!｣

XANXUSの言葉にスクアーロはやれやれと言いたげにAを見る

スクアーロ「すまねぇなA…ボスさんの相手は頼んだぞぉ。腹壊さねぇ程度に好きなだけ食いやがれ(やけくそ)」
A｢は、はい…｣

XANXUS「カスザメ…どこ行きやがる」
スクアーロ｢カス王子を捌いた後、カエルを活け造りにしてくるぞぉ!!｣

スクアーロは襖をスパァンと開け、部屋を出ると同じ強さで閉じる

XANXUS「相変わらず喧しい野郎だな。A、さっさと寄越せ」

A｢かしこまりました…｣