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43幕 ページ44

- お前は姫か…それとも鬼か… -

剣心は刃衛の最期の姿を思い出しながら刀を納め道具を片付けた
そして静かに部屋へと戻ってきた志穂は剣心の傍らに座った
「……」
言葉は交わさなくとも、彼女の心情くらいわかるつもりだ
剣心は刀を脇へ遠ざけると、そっと志穂へと距離を詰め座り直した
そして二人は何をするわけでもなく、ただ黙って橙に揺れる行灯の明かりを見つめていた
「志穂?」
「うん…?」
「志穂は…人を殺したことがあるでござるか」
その静寂を破ったのは剣心の言葉だった

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作者名:雪代 | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2020年6月29日 2時

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