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第十二訓 考えたら人生ってオッさんになってからの方が長いじゃねーか!恐っ!! ページ35

「そーかそれならいいんじゃが。」
「じゃ長谷川さん僕そろばん塾あるんでおつかれーっス。」
銀時はそのままアキと逃げようとしたが長谷川に止められた。
「待てェェェェ!!一人にしないでくれェ!!オッさんを一人にしないでくれェェェ!!オッさんはなァ寂しいと死んじゃうんだ!!」
「ハムスターかてめーは!!」
『はぁ…。』
「オイ早く出してくれぬか。」
「ハイスンマセン。」


「幸い奴は俺達に気づいてねェ。パーッと送ってパーッと帰りゃバレねーよ。」
「だったら俺を解放してくれ。」
「ヤダコワイサビシイ。」
「なんでそこだけ外人なんだよ!?」
「…まったくじいの奴めいい年して免停とは…何ゆえ皇子たる余がこんな汚いタクシーを使わねばならんのだ。のうそこの白髪手があいてるなら余にサービスせい!」





「いや…サービスだけれども、なんでよりによって洗髪?」
「社長サン地球へは何しに?」
「社長じゃねーよなんだお前は!アレだよアレ急にパンダが見たくなって…い

いだだだだ眼に入ってるって!お前ワザとやってんだろ!!」
「あーパンダなんか見に来たの社長サン。だまされちゃいけないよ奴ら笹しか食わねーとか謳ってるけどさァ実際裏じゃ何食ってるかしれたもんじゃねーよ〜しゃぶしゃぶ食ってかもよ…!!




うぉアアアア!!」
『あっぶね!?』
車の前に出てきた人に気が付き急ブレーキをかけた。
「バババババカヤロォォォ!!あぶねーだろ!!何考えてんだァァ!!」
「オッさァァァん!!頼む急用なんだ乗せてくれェェ!!」
「うごっ!!苦しっ止めろ!!」
「さち子がァァさち子が急に産気づいちまって!!」
急な展開にアキは眉を顰めた。
「アヤベ急に止まるからとれちまったじゃねーか。」
銀時の手にはハタ皇子の触覚が
「余の…余のチャームポイントがとれてしまったァァ!!どーしてくれるんじゃ貴様ァ!!それがなかったら余はただの人間じゃん!!係長じゃん!!」
「大丈夫ですって課長クラスには見えますよ。」
「そーゆー問題じゃねーんだよ!!」
「大体とれるってことはいらねーってことなんですよ。」
「ちょっいいかいお二人さん!!今にもガキが生まれそーな娘がいんだ!!銀さんアキさんこの辺に産婦人科あるか?」
「ねーよ戻らねーと。」
『流石にここらへんじゃ無いね。』
「ふざけるなァァ!!チャームポイントもがれた上ひき返すだとォ!?なめてんのか!!こうなったら意地でもパンダを見るぞ!!早く車を出せェェ!!」

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作者名:アキ | 作成日時:2018年9月11日 0時

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